なんで私は書くんだろう
気づいたらまた、書いている。
昔から書くことがそばにあった。
なんで、私は書くんだろう。
ずっと書くことが好きだった
物心ついた頃から、私は書くことが好きだった。小学生の頃から詩や小説を書き、WEBサイトに公開したり、友達に読んでもらったりして感想をもらうのが楽しみだった。昔から自分の言葉や文章に、誰かが反応してくれるのが好きだ。そして親の影響で本をよく読んでいて物語が好きだった私は、詩や小説を通して自分の好きなように世界を作れるのが楽しかったのだ。
書くことを仕事にしたい
それまでは趣味でやっていたことを仕事にしたいと思ったのは、大学の特別講義で尾形真理子さんの話を聞いた時だった。コピーで人の心を動かす。なんて素敵な仕事なんだろう。そう思った私は講義終了後に本屋に行き、「何度も読みたい広告コピー」という本を購入しコピーの勉強を始めた。
宣伝会議のコピーライター養成講座にも通い、何度かコピーの賞にも応募した。その中で、ある賞で私のコピーが準グランプリを受賞したことがあった。お題は「ハンモックを普及するコピー」で「たまには、浮いてみませんか?」というコピーを提出した。一般投票では一位だったと聞き、自分の言葉が人の心に何かを残せたことが泣きそうになるほどに嬉しかった。
社会に出てみて感じたこと
今の会社に新卒で入社し、最初に配属されたのは全く希望していなかったアルバイト求人広告の制作職だった。書く仕事ではあるが、自分のやりたかったことと方向性がずれてしまい少し絶望していた。
しかし、仕事をしていく中で嬉しい言葉をたくさんいただくことができた。最も印象に残っているのは、求人広告を制作した飲食店に客として食べに行った時のこと。私が制作した記事を見て応募してきてくれたアルバイトの子から、「こんな素敵な職場に出会わせてくれてありがとうございます!」と言ってもらえたのだ。自分の書いた文章で人の人生にプラスの影響を与えることができたんだ。そう感じて胸がいっぱいになった。
それから現在の部署に社内異動し、ニュースサイトの記事制作を担当することになった。制作ディレクターとして様々な商材の広告企画や記事の構成を考えている。ライターの方に外注する立場になり、一緒に仕事をしていく中で、今の仕事ももちろん楽しいのだが、やっぱり私は自分で文章を書く側になりたい。そう思い、再び宣伝会議の編集・ライター養成講座で学ぶことを決めた。
誰かの人生にプラスの影響を与えたい
「悩みを3倍抱えたら、共感できる歌詞が増えた」。私が一番好きなトリプレッソのコピーである。
私は悩みすぎる自分の性格が嫌いだったのだが、このコピーを見て、「悩むことは悪いことじゃないんだ」と思えたのだ。私もそんな風に、誰かの人生にプラスの影響を与えたい。文章や言葉に助けられてきた人生だったので、今度は自分が文章や言葉を通して恩返ししたい。そんな思いで今日も私は書いている。
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