言葉の脳内変換
誰でも、相手が言ったことを相手の意図通りに受け取っていないかもしれません。
自分の思いグセフィルターを通るので、必ずと言っていいほど、自分の辞書の言葉に変換されます。
自分が感じたことと相手の意図は、食い違いが起きます。
そんなつもりで言ってなかったのに、なんか突然怒り出した!みたいなことが起こるのは、相手の思いグセフィルターで変換されたためです。
だから、自分の思いグセを見つけると、フィルターを通らなくなるので、そのままの言葉を受け取れるようになります。
例えば、
昔、私がハウスメーカーに勤めていたある日、
上司から、
「吉田さん、この案件は僕がやるよ」
と言われました。
その案件は総額80万円くらいになる個人住宅の事故被害補修です。被害箇所を漏れがなく拾い、補修見積もりをお客様、保険会社、加害者の方に説明して、工事手配することになります。
上司から見れば、私は常に大小合わせて数十件は案件を抱え、さらに他の社員からのヘルプ依頼も受けていたから、この複雑な案件はさすがにキツいだろうっていう判断だったハズです。実際に、話がこじれて上司は何度も現場に行っていました。
でも、私の脳内で変換された上司の言葉は、
「吉田さんの能力ではこの案件は難しい。上手くやることができないから、僕がやるよ」
私には、こう聞こえていたのです。
私は能無しだから、この案件にふさわしくない、と言われたと落ち込んだのです。
だからずーっと、上司がその案件をどう処理するかを気にしていました笑
そりゃ、上司は私を気づかって言ったんだって納得しようと何度もしたけど、ダメでした。
"私はこの場にふさわしくない"
どんなシーンでも、この思いグセフィルターに引っかかるので、その場に"ふさわしい"自分であろうとします。
ふさわしい基準なんて無いだろうに、私が勝手に決めた基準以上でなければいけない。その基準の中に当然、上司に褒められるほど仕事をすることが含まれていたわけです。
この思いグセフィルターを作ったのは、母に「望んだ通りの子どもじゃない」と思われていると私が思い込んでいたことが発端です。
こんな姿の子どもは望んでいなかったって思われている。
だから、もっとがんばって「望んだ通りの子ども」でいなきゃ、ここにいてはいけない。
私の中にそう植え付けていました。
これが、私のセルフイメージです。
考えてみると、とってもめんどくさいヤツです。
だって、誰かに「手伝うよ」とか「これは私がやるから、吉田さんは他のことやっててよ」とか言われただけで、勝手に「吉田さんにはどうせできないから、やらなくていい」と言われていると思うわけです。
「いえ、大丈夫です!!私がやります!」
って鼻息荒く言い張ります。
私が"ふさわしくない"って言わせてたまるかー!みたいな。
そりゃ、人一倍仕事を抱えるはずだわって思います。
この思いグセがなくなってみれば、素直に「ありがとう!よろしく!」って感謝する自分になっています。ヘルプミーって言えて、とっても身軽。
人によって、どのように脳内変換してるかは様々です。
それを見つけていくと、相手がそんなこと言っていなかったことが分かり、どんどん生きやすくなります。
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