
死にたいほど苦しくてロボットになった
人生一度や二度つらくて、
もう先が見えない時が
誰にでもあるのではないだろうか。
私の人生でもあった。
すべてのことにおいて限界で
もう人生を捨ててしまいたいほど
苦しいときがあった。
自分を受け入れられなくて、
失敗したことで自分を責めた。
努力すればなんでも達成できる
と思っていた私は、
どんなに頑張っても
結果が出ないことに絶望を感じた。
大切な人にも、
好きな人にも「私」を否定され、
この世界が私を拒絶しているように感じた。
だから、私もこの世界で生きることを拒絶した。
これ以上傷ついたら
生きていけなくなっちゃうから、
ロボットになることを決めた。
自分がこれ以上、精神的に感情的に、
そして肉体的に傷つかないために
これしか選択肢がなかった。
それだけが、ただ一つの自分を守るための手段。
悲しみも感じないし、喜びも感じない。
絶望もなければ、希望もない。
苦しくもないし、楽しくもない。
愛されもしないし、愛することもない。
誰かを受け入れることもないし、
受け入れられることも期待しない。
感動もなければ、毎日ただ無に生きるだけ。
心で何も感じなくなってしまう。
本当に大切なものが分からなくなってしまう。
そして、ロボットから人間に戻った時知った。
死にたいほど苦しい時、人はロボットになってしまう。