It's OK
アメリカのゴットタレントの動画を観てたら、ショ-トカットスタイルで、すごく痩せているけれど、何となくハル・ベリーとか女優さんに似ている女性が笑顔で舞台に出てきた。
彼女は歌を歌うことで出場した。曲名が「It's OK」。
30歳の彼女はガン。
それも肺、背骨と肝臓に・・
彼女がそう言った時に審査員が、
「じゃあ、Not OKじゃないか」と言っても、
「すべてがよいわけではありません。」と笑顔で答える。
審査員は、「君は美しい笑顔と美しい輝きを持ってる。だから、そんな(ガンだなんて)ことは誰も気づかないだろう。」と言うと、
彼女は「私は私に起こる悪いこと以上のものであることを皆に知ってもらうことが重要です。」
きれいな声で歌を歌い終わり、審査にはいる。(歌の部分1:47 - 3:55)
3人の審査員から「イエス」をもらえれば次も出場できる。
3人から「イエス」をもらったので、もうそれでOK。
でも、この場合、多くの人が思ってたように、私も4人からもらえるものと思った。(完全に動画の中にのめりこんでしまう私・・)
最後の一人の審査員がその曲から何かを感じたようで、
彼女は「幸せになるために、人生が辛くなくなるのを待つことはできません。」と答えた。
観客から拍手。
だけど、その審査員は「今年出場してきた中に、偉大な歌手が何人かいたから、僕は君にイエスはあげられない」と言うので、
私は観客同然に、4人から「イエス」をもらえるはずと思ってたので、「うそでしょ~~~」と思ったら、そこはテレビのエンタ-テイメント番組だ。
その審査員からはゴールデンブザーをもらうことができた。
ゴールデンブザーをもらったら、もう準々決勝までの進出が確定。
準々決勝まで、数回は出場しなくていいという特権だ。
舞台裏に戻った彼女はコメントで、
「生存の確率2%だけれど、0%ではない。
2%は何かで、その素晴らしさを人々に知ってもらいたい。」
病気であっても、こんなにパワフルな彼女を見て、そして、彼女がポジティブで明るく笑顔を絶やさず生きているなら、私たちに同じことが出来ないわけがないと思う。
どんな時でも「It's OK!」何があっても「It's OK!」すべて「It's OK!」
こう考えたら、すべて楽になる。
素敵なスマイルの彼女にはまだまだ生きて欲しい。