ワシか雌鶏か?
今朝、良い話を聞いた。
ペルーの話だそうだ。
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ある男性が、ワシの卵が落ちているのを見つけた。
それを拾って、持って帰って、にわとり小屋の巣に置いた。
そのワシの子はひよこ達と一緒に成長していった。
なので、ワシは、自分を雌鶏だと思い込み、雌鶏のように振る舞う生活を送っていた。
雌鶏のように鳴いた。
そして、餌となる種子や昆虫を求めて地面を掻きむしった。
飛ぶのには、軽く羽ばたき、羽毛もまばらで、地面から3フィート(約1.5m)ほどしか上がらなかった。
それは、他の鶏たちと同じなのだから、別に不思議なことではなかった。
ある日、ワシは澄んだ空を滑空する雄大な鳥を見た。
輝く翼をほとんど動かさず、気流に任せてさっそうと飛んでいく姿は、太陽の光が羽毛を撫で、神々しいまでの存在感を放っていた。
「なんて美しい鳥なんだ!彼女は何?」彼女は横にいる雌鶏に聞いた。
「鳥の女王。ワシって言うんだ。でも、希望を持ってはいけないよ。あんたはワシのようにはなれないのだから。」と答えた。
それから、ワシは、空を飛んでいるワシを見ないようにした。
そして、やがて自分は雌鶏であると信じて死んでいった。
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ちょっと、最後が悲しくてごめんね。朝だったら、特に・・・ごめんなさい!
私も泣けちゃったよ。朝から。
かわいそうなワシだけど、落ちていたところにそのまま置かれてたら、何かに食べられてしまったかもしれないから、雌鶏として育っただけでも良かった。
でも、また教えられた。
周りに影響されて、自分が出来ないと信じ込むと、本当に出来なくなってしまうんだと。
思い込みは恐ろしいもの。
私たち一人ひとり、やれば出来ないことはないというのに、そう思い込まされている。
考え方を変えないと・・・
「誰かがやっているなら、なぜ自分ではないのか?」
夢をあきらめてはいけない。
先へ進まなければ。
私もそうだ。けれど、何かやりたいことを達成できないときは、いつも立派な言い訳を考えて、そこで、あきらめて、やめてしまう。
その方が楽だから。
失敗にはたくさんの言い訳があるけど、成功には説明がいらない。
普通、本能的に自分の失敗を正当化する理由を探し、もちろんいつも犠牲者、つまり、雌鶏の役を演じるのだそうだ。
確かに、自分が、ワシなのか、雌鶏なのかと聞かれたら・・・
雌鶏だ。
今はね。きっと・・・
だけど、
ワシになりたい!
そう思ったら、
そう決心したら、
うまくいかないように見えても、すべてうまくいくに決まっているよ!
自分を信じよう!