8クール目の終盤に、これまでの抗がん剤治療の副作用を振り返ってみた
抗がん剤を始めた頃(特に1クール目の規定量100%)は、本当にきつくてメンタルもどん底になるし、血液の状態も低空飛行のまま。「こんなんじゃいつまで続けられるんだろう…」と日々不安につきまとわれていました。
2回目以降は80%の量を投与し、3クール目では安定剤を入れてもらいしっかり眠れるようになり、「いいペースになってきたな。このまま8クールまでいくんなら大丈夫かも」と思っていたら、6~8クール目にかけて感染症の問題がそれまで以上に現実的なものになってきてしまいました。この時期に帯状疱疹になる人がとても多いということで、とにかく、うがい・手洗い・マスクに気をつけていましたが、夫が一度鼻風邪をもらってきたらあっという間にうつり、鼻水・せき・結膜炎・ヘルペスと、感染の連鎖にはまってしまいました。その後は夫も注意深くマスクをして出かけてくれるようになりましたが、私自身、病院に行かなければならない時などは、最初から最後までドキドキです。今、8クール目の白血球が危険水域にいる時期が終わろうとしています。でも、ちょっとでも気を抜くと何かありそうでとっても恐いです。
結局、抗がん剤をしている時期で「ちょっと楽だな」と思えたのは、それぞれのクールの最後の数日(次の抗がん剤投与前の2~3日)だけでした。そして、回数が重なるごとに「骨髄や他の組織も疲れが溜まってきて戻りが悪くなる」という気の抜けない日々だったと思います。
今回(8クール目)は粘膜系の戻りが悪く、普通の食事には程遠く、スープ系とのどごしのいい物しか口にできません。TVでラーメンのCMを見ると「食べたい」と思ってしまいますが、いつになったらその欲望を満たせるのか…