一歩進んだら、それをほめよう。
最近、コーチと呼べる方との御縁がありました。
その方との1on1は毎回新鮮で、
当たり前にやっていたこと、無意識や直感でやっていたことの言語化をしていただいており、大変よい機会になっています。
人は一歩しか進めない
私は日頃採用の仕事をしているので、たとえば何かことを前に進めるにしても
・今週は求人票の修正
・次の週は媒体掲載の編集
・そのまた次の週はスカウト文面編集…
など、「1日や1週間でできることは限られる」。
1日は8時間でできることは限られるし、
この8時間のうち、会議や雑務、質問への対応、時にはメールの返信や発出に30分や1時間、文章を推敲する機会だってある。
それを4〜5日繰り返すうち、目に見えて生み出せる価値は、いくつもあるわけではない。
逆に言うと、「できることからひとつずつ」をちゃんと実現し続けさえすれば、小さなことでも、アウトプットの実績と、続けたという自信が残る。
たとえ、それがささいなものであっても。
高い質とスピードも、普通のことの積み重ね。
前職でお世話になった取引先があって、小さい企業さんだったが、取締役の方と、担当者の方がよく会社にいらした。
「うちの会社は理想に向かってスピードを高く。自分にも、部下にもそれを求める」と仰っていた。
担当者の方も毎度毎度、ブラッシュアップしたご提案や有用な情報をくださりとても助かっていた。
私はその方を、しゃかりき働かれている、才能のある方なのだなと勝手に思っており
「いつも良いものをありがとうございます。どうしてこんなふうに成果が出せるんですか?」とふと聞いたことがあった。
その方は「いえいえ、普通のことを、普通にやっているだけですよ」と返してくださった。
もしかしたら、その方も一つ一つの課題を着実にクリアして、数ヶ月、数年経った時に質の高いアウトプットにつなかっていたのかもしれない。
最近出会ったコーチの方の話で、この頃をふと思い出したのである。
自分にできることとは
・少なくとも、素人である自分が
・見える価値を確実に
出していくには、「できることからひとつずつ」しか、ないのかもしれない。
私は本当にせっかちで短気で、ついなんでも手を出しがちなのだが、
今週はこれをやる、ひとつでも進んだらできたことを認める。(この「認める」が意外と大変。見過ごすし、認められない時もある)
仕事と向き合う上で自分のテーマとしたい。
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