マヌカンピス
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実のきょうだいが3人いて、そのうち2人は未熟児として産まれた。
うまれてから退院するまでが長かったし、頻繁に病気したり入院したりした。
よく病院へ付き添っていたため、きょうだいたちの主治医が私にも気にかけて優しくしてくれた。
ある日のこと。
実家と近いお店だからついでに買ってきたよ。
内緒だからね!
先生はわたしにおっしゃって、陶器の容器に入ったプリンをくれた。
だれに内緒なのか、なんの内緒なのかは分からないまま、プリンをほおばる。
こんなに美味しいものが、この世の中にあるのか!
めちゃくちゃ驚いたのを覚えている。
後に、そのプリンはクリームブリュレと呼ばれると知った。
先生の実家である病院の近く位置していたマヌカンピスは、思い出の店。今でもわたしにとってお気に入りです。
出店が縮小され気軽に買いに行けなかったけれど、なんと博多駅にあるではないの!
今年のバレンタインはマヌカンピスのチョコレートにしました。
美味しいと思えるお店のもの。
喜んでいただけるといいな。
これに手紙を添えて渡そう。
自分用のクリームブリュレと好きな石畳というチョコは買い忘れました。