子ども2人を連れて、田舎から都会へ引っ越しました
はじめに
移住して約3ヶ月。
ずっと引っ越し日記を書く書く言って更新できていませんでした。
大変な今だからこそ残せる記録があると思い、この日記をしたためます。
あなた誰って感じですよね…。
わたしはナカノエリカと申します。
小学生の息子が2人いて、彼らと共に今年6月末に大阪市へ移住しました。
仕事はオンラインの秘書や事務代行をしています。
具体的には、ブライダル関係の問い合わせ・契約対応、関係者・関係各所とのスケジュール調整・リマインドなどです。
9月に入り、小2の次男が登校拒否を始め試行錯誤しながら、今は登下校を見守り、なるべく子どもたちとの時間を増やすこと、彼らが満足できるような魚を提供すべく鮮魚関係の仕事も時々しています。
相当葛藤した仕事のこと
本当は仕事をバリバリこなしたい。
子どもと一緒に出かけたい、美味しいものをたくさん食べたい。
しかし、今は目の前にいる息子たち(特に次男)は私が家にいて、仕事をせずに彼らに視線を向け、話をたっぷり聞く時間を求めています。
山口県から移住した経緯もあり、鮮魚に触れる機会が減ったのもストレスの一つのようです。
40歳を目前にして、地元 北九州や住み慣れた山口県を離れて暮らしてみたい。
私の一存で移住したから、息子たちが困っていたり立ち止まっていたら、一緒になって考え乗り越えていきたい。
物欲は満たせても、心が今満たされていないのだと気づき、思い切って仕事をする時間を減らして、子どもたちとの時間を増やしています。
登校時刻ギリギリの8時30分に校門で次男と別れ、私単独で動ける時間は長くて6時間です。
それまでに仕事をして、生活費を稼ぐ生活に変わりました。
家賃も生活費も上がった今の生活に仕事の時間を減らすのは比例していませんが、その今だからこその仕事の工夫を記していきます。
子どものこと、生活のこと、お金のこと、近くに頼れる親族もいない、働きたくても働けない。
そのような状況の方は、探せばいくらでもいらっしゃると思います。
私もその一人です。
しかし、私が乗り越える経験は、私にしか語れないです。
何にもない人なんていない。気づけるかどうか。
周りの反応にヒントがある
最近、ブライダル関係の件でお客様からよくお声を頂戴します。
それは、丁寧さと迅速さを褒める内容です。
意識して取り組んでいるわけではないけれど、そういえば思い出しました。
物心ついた時から今まで周りに言われた言葉って何が多いですか
私は昔から、すぐやらないとやりたくない性格だし、律儀だねとか真面目だね、と周りから言われていました。
ブライダル関係は、お客様にとって一生に一度のこと。
嫌だったことは一生思い出として苦く残ってしまう一方で、嬉しいと結婚生活が幸先良く進みます。
嬉しかった、楽しかった、一生の良き思い出になった。
お客様にそう感じていただくには、思い描いた内容をそのまま実現して差し上げることしかできません。
お客様の願いをどこまで我が事として考え実現するかを真剣に考える仕事なので、片手間ではできないし、いつもお客様や関係者の方々を思い浮かべながら仕事をしています。
そのような元々の性格とブライダルの仕事が偶然、合ったからよく褒められるだと思います。
ブライダルの仕事は求人広告を見て応募したのですが、本当に巡り合わせを感じています。
とはいえ、私が一人で仕事できる時間にブライダルの仕事がすべて完結するというわけではありません。
お客様のご都合に合わせるので、やり残したまま子どもの下校時刻を迎えることも多々あります。
そのような時はどうするのか。
共通項を探せ!
私が今の仕事と子どもたちのことを両立できているのは、元々の性格もありますが、仕事と子どもとの関わりで共通項を見つけ出したからです。
というか、仕事をバリバリできない今はそれしかできず、精度をより上げ反省と改善を繰り返すしかない。
一つ、具体例を挙げます。
オンラインで文字のやり取りを生業としている私にとって、いかなる理由でもレスポンスが遅れるのは致命傷です。
完全な黒子で、お客様とは直接会う機会がないため尚更です。
でも、遅れることってどうしてもあります。
それを以前は、子どもたちを言い訳にしていました。
でも言い訳にしていたら、いつまでも状況が改善できない。
だから普段の生活で意識していることを仕事でも活かそうと取り組んでいます。
それは、すぐ反応することです。
えっ!さっきはレスポンスが遅れるって言ってなかった?
と思われるでしょう。
私は、仕事にしても子どもにしてもすぐ反応するよう心がけています。
仕事の問い合わせに関しては、お客様により内容が様々ですぐ返答できない用件もあります。
具体的な返答は後からするとして、子どもと一緒にいるときに問い合わせのメールやLINEが入ったときは、このようにします。
『また誰かと連絡しちょる』と子どもから大抵指摘される。
↓
適当に返答せず、体を子どもに向けて目を合わせて『お客様から連絡入ったけえ、返信するから5分待っててね』と期限を添えて伝える。
↓
返信テンプレートはありますが、必ずお客様個人に向けて一言添えます。
↓
添える内容
・問い合わせに対して感謝の意
・復唱+承知しましたの旨
・改めて連絡する旨
・いつまでに連絡すると期限を添える
※いつまでにできるかな?と見積った時刻よりも12時間くらい多めに伝えます。
・引き続きよろしくお願いします。
↓
子どもへ『待っててくれてありがとう〜!』と、とても大きく感謝する
↓
子どもとの時間や家事
↓
子どもが寝た時間以降などに問い合わせをよく読んで返信内容を作成
↓
返信
お客様や関係者も含めて、問い合わせ内容に対してではなく、問い合わせをしてくれたことに対してすぐ反応しています。
意識してコツコツ続けると、後々の連携がスムーズに変わりました。
他にも意識していることを次回以降、随時更新していきます。
移住を機に子どもとの関わりで気づいたこと
最近、寝る前にマッサージをします。
じぶんに対してではなく、息子たちに対してです。
子どもが成長するたびに減っていたのは
プールの授業が終わり体育で走ったりする時間が増え、かつ登校拒否をしていたので、何とか気持ちよく次の日に登校してくれないかなと思い始めました。
今では日課と化しています。
息子たちからリクエストされる時の方が増えたので、理由を尋ねてみました。
どうやら疲れが取れるというよりも、気持ちが良くて安心できるらしいです。
長男が赤ちゃんのころ熱心にベビーマッサージへ通っていました。
目を合わせてオイルで彼の体を触るとすごく喜んだような表情をしていた記憶があります。
肌と肌が触れ合う。
服など物を介さずに体温を感じる。
それだけで人って安らぎを感じるし、もしかしたらイライラしているときは『合わせる』が足りていないのかな、と気づきました。
親子でもそうだし、夫婦でも。
職場の人では難しいけれど、例えば視線を向ける、目を合わせるのも、ちゃんと向き合ってくれているのだと実感できますよね。
私の文字でのやり取りも、こちらの言いたいことを一方的に伝えるのではなく、お客様の思い描いた内容を一緒に実現し合うことを意識する。
仕事での気づきは、いつもずっと前から子どもたちとの関わりを通して学んでいるのだと実感します。
それをいつのまにか自己流にして、忙しさにかまけて、なあなあにしていた我が身を省みる毎日です。
わたしは今日もお客様や息子たち、多くの方々との関わりを通して学んでいきます。
これからも、応援していただけると嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。