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対話ができる時間と空間を作りました〜第2回生徒指導提要読書会〜


2023年1月24日、第2回目の所内生徒指導提要読書会を開催しました。

企画の詳細はこちら⬇️

第1回目の読書会についてはこちら⬇️


ABDってすごい

さて。
第2回目の今回は、前回よりも多くの有志参加者があり、より「チームを超えての対話の場」という意味合いの強いものとなりました。

今回もABDの手法で、
リレープレゼン
ギャラリーウォーク
グループでの対話
という順で行いました。

児童虐待、自殺、性に関する問題、などヘビーな内容でしたが、ABDの手法を使うと、こんなにも本音で語り合え、そして和やかな中にもグッとくる学びが生まれるんだな〜と。

・虐待が疑われたらすぐ通告、義務だし子供を救うため。だけどそのせいで逆に子供が苦しむこともあるかも…と思うとやっぱり勇気が要る
・勤務校で自殺が実際に起こってしまった経験がある。当該担任へのフォローや、周囲の生徒への説明など、対応どうするのか共有されておらず困った。
・性的マイノリティって言うけど、性の現実を考えればその呼び方自体、そもそも適切なのか
・多様性を理解、など綺麗な言葉が先行しているが、それをどう落とし込むのか正直わからない。話し合いの場で子供達は、「人それぞれなので、別にそれでいいと思いまーす」などと言う。多様性を理解しているとは思えないが…どうすればいいのか…
・子供達に対話をさせたいが、それにはやはり対話ができる土壌づくりが重要。みんな違って当たり前なんだよ、ということを浸透させてそれを前提に対話ができる関係性を作るにはどうしたらいい?

など、本質的な問いや本音の悩みがたくさん。

リレープレゼン(上)とギャラリーウォーク(下)
グループ対話中のメモ書き


振り返りコメントから感じたこと

・長期研究員と指導主事、教諭と管理職、という立場を超えて対話できる場で、自分も認められていると感じて安心して話すことができました。
・教育センターにいると自分が養護教諭なんだと感じることが少ないが、今日は養護教諭の自分になれた。こうやってなんでも話せることがこんなに心を豊かにしてくれるんだなって思いました。
・管理職になり、それから教育センターで働き、どんどん子供と距離ができてしまい、自分は何者なんだろうと悩むことが多いです。でもこの場に来るとやはり自分は教員なんだと思うことができるんです。子供を中心にした対話ができるって本当に嬉しい場です。
・チームを超えた対話の場を用意していただきありがとうございました。忙しくてもやはり時間と空間を共有することが大切なんだと感じました。

このようなコメントをいただけて、場づくりをして良かったなと思えました。別にやらなくてもいい仕事です。やってもやらなくてもお給料は変わりません。それでも、同僚の皆さんが笑顔になるのが嬉しいし、何より場を作る事が楽しいからやっています。

学校現場もそうかもしれませんが、教育行政のセクターでも、先生方は対話を求めているんだなということを改めて感じました。多忙化の中、時間が勿体無いように感じるかもしれませんが、この対話の時間を持ったことで同僚性が高まって業務にも新しい視点が盛り込まれてより良い研修・研究・授業作りにつながったら、それはタイパ良いと言えますよね。

読書会終了2日後、児童虐待・自殺・性の問題について対話した内容をキーワード(あるいは短文)で振り返ってもらいました。それをワードクラウドにしたものを掲載して終わりにしようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

対話の内容を振り返っていただいたコメントをワードクラウドにしたもの

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