見出し画像

スライドの一覧表を有効活用しましょう!

ここしばらく「スピーチやプレゼンの準備」ということで、コツをご紹介しています。今回が第5弾、全体の構成を見直すということについて、より具体的なノウハウを取り上げましょう。

私が主宰するスピーチトレーニングの講座に参加される方は、大事なスピーチやプレゼンを控えている方が結構多いので、よく「先生は、いつもどんな風に準備されていますか?」という質問をうけます。

そんな時に私が必ず申し上げるのは「全体像を見通して準備をする」ということ。というのも、全体の話の流れ(構成)を考えたうえで『聞き手を惹きつける戦略』を考えないと客観的な判断ができない、一方的な思い込みになりかねないからです。

画像1

そこで、具体的に何をするかと言うと・・、
① スライドを使う場合は、全スライドの一覧を印刷する
② スライドなしであれば、全体の「進行表」を作成し内容を記入する
③ 冒頭から真ん中まで各パート(各スライド)ごとに所要時間を記入する
④ それぞれのパートの「開始予定時間」を記入する  
⑤ 今度はクロージングから、同様の作業(③④)をする 
⑥ もし時間が合わないなら、どこをどう修正するか、構成を見直す

なぜ、こういう作業をするかと言うと、話し手は一生懸命になればなるほど自分の言いたいことばかり詰め込みがちで、結果的にポイントが絞り込めていないケースが多いから。

実際、私自身も、あれもこれも付け加えたくなって、このままでは時間が足りない、どうしよう・・、と思うことがしばしばです(笑)。

でも、時間に余裕がないと焦って早口になり、間も取れず、結果的に単調で落ち着きのない話し方になってしまいますよね? それを聞く立場になれば、だんだん話に飽きてしまうのも当然と言えば当然でしょう!

俯瞰しながら構成をチェックして、どこが全体の「ヤマ場」かを明確にしておくと、修正も効率よく出来ますし、自分の頭の中も整理されてリハーサルにもなると思います!

画像2

ちなみに、パワーポイントは、印刷設定を「9スライド」にすると便利です。また、さらにスライド枚数が多い場合は、プリンター側の設定で「2ページ印刷」にすると1枚に18スライドが表示されるので、お勧めです。

また、30分以上のプレゼンの場合は、所定の時間より2~3分短めに設定して時間調整し、本番で時間が余った時は「ここだけの話」として、エピソード、裏話などを入れると、ライブ感も出ますし、話し手の余裕も感じさせることが出来ますよ♪

ただし「ここだけの話」も、その場で考えるのはリスキーですから、あらかじめ、時間調整用の話のタネをメモしておいてくださいね! コレ、とても大事ですのでお忘れなく(笑)。

■スピーチやプレゼンの内容構成、演出、話し方に関して、コンサルティングやサポートを実施しています。大事な場面の前にぜひお問合せくださいね! 詳しくは ☞ Strada LLC

図1


いいなと思ったら応援しよう!