ストラーダ合同会社 一色映里

スピーチやプレゼンなど「人前での話し方」を教えています。元々はラジオのアナウンサー兼放送作家でした。長年の経験を活かして、発声や滑舌、間やメリハリなど「話し方」そのものと、話の組立て方や演出などもお伝えしています。note でも覚えておきたいコツをご紹介します!

ストラーダ合同会社 一色映里

スピーチやプレゼンなど「人前での話し方」を教えています。元々はラジオのアナウンサー兼放送作家でした。長年の経験を活かして、発声や滑舌、間やメリハリなど「話し方」そのものと、話の組立て方や演出などもお伝えしています。note でも覚えておきたいコツをご紹介します!

マガジン

  • 思いが伝わる話し方

    スピーチやプレゼンなど、人前で話すために「伝わる話し方」のちょっとしたコツをまとめています。週2~3回を目途に掲載しますので、ビジネスプレゼンを控えた方、お客様との面談の多い方、就職や転職活動中の方、ぜひご一読くださいね。

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自己紹介 動画編

note 初心者なので、色々お試し中です。YouTubeの動画の貼り付けができるらしい・・。

    • ひとりひとりに「語りかける」

      「スピーチやプレゼンの準備」をテーマに、伝え方のテクニックやちょっとしたコツをご紹介しています。今回が第7弾、『話す』と『語りかける』の違いについてです。 スピーチやプレゼンを行う場合、聞き手が数十人、数百人ということもあると思います。さらに、コロナ禍で、オンライン会議やオンラインセミナーも一般的になりましたよね。 そんななか、よくご相談を受けるのが「相手に伝わっているのか、伝わっていないのか、不安だ」ということです。特にオンラインだと、相手がカメラオフ、マイクオフで状況

      • 「会場チェック」も忘れずに!

        「スピーチやプレゼンの準備」をテーマに、伝え方のテクニックやちょっとしたコツをご紹介しています。第7弾は、事前準備のひとつとして「会場を確認する」ということについてです。 スピーチやプレゼンを行う場合、資料やスライドの準備はもちろん重要ですが、内容をより効果的に伝えるためには「見せ方」にも工夫が必要! そのために欠かせないのが、事前に会場をチェックして、本番の自分の行動を想定することです。例えば、「このスライドの時はコチラを見て」とか「この話題の時はこんな動作で」といった

        • 「料理」を作るようにスピーチやプレゼンの準備をしよう!

          「スピーチやプレゼンの準備」をテーマに、伝え方のテクニックやちょっとしたコツをご紹介しています。今回が第6弾、内容を組立てる前のステップについてです。前回、構成の見直しを取り上げたのですが、本来はコチラを先に書くべきでした(笑)。 私は元アナウンサーで、主にニュースや情報番組などを担当していましたが、実はその一方でラジオ番組の構成作家としても活動していました。番組で取り上げる情報を事前にリサーチし、台本を作る、という仕事です。 その経験を活かして、現在は「話し方」だけでな

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        • 思いが伝わる話し方
          18本

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          スライドの一覧表を有効活用しましょう!

          ここしばらく「スピーチやプレゼンの準備」ということで、コツをご紹介しています。今回が第5弾、全体の構成を見直すということについて、より具体的なノウハウを取り上げましょう。 私が主宰するスピーチトレーニングの講座に参加される方は、大事なスピーチやプレゼンを控えている方が結構多いので、よく「先生は、いつもどんな風に準備されていますか?」という質問をうけます。 そんな時に私が必ず申し上げるのは「全体像を見通して準備をする」ということ。というのも、全体の話の流れ(構成)を考えたう

          スライドの一覧表を有効活用しましょう!

          ポジティブワードをちりばめて、全体のトーンを明るく!

          ここしばらく、スピーチやプレゼンの準備についてまとめていますが、今日は第4弾。意識して「ポジティブワード」をちりばめる、ということについてです。 もちろん状況や目的にもよりますが、人前で話す時は、やはり明るいイメージや前向きな態度を印象付けたいですよね?! 面白いことに、ポジティブな表現は声の響きやトーン、滑舌、そして表情にも影響するのです。 例えば・・、 明るい、楽しい、嬉しい、素晴らしい、 輝く、きらめく、達成する、なし遂げる、 爽やか、穏やか、和やか、 イキイキ、

          ポジティブワードをちりばめて、全体のトーンを明るく!

          スピーチやプレゼンの構成を「俯瞰」し「惹きつける工夫」を!

          スピーチやプレゼンの準備法、第3弾。今回は「構成を見直す」ということについて書いてみます。 2,3分程度の短いスピーチであればまだしも、30分以上のプレゼンやセミナーを実施するとなると、聞き手を惹きつけるために綿密な準備が必要になります。とはいえ、スライドも完成したし一通り練習もしたので準備OKです、という方は少なくありません…。 そんな言葉を耳にする度に思い出すのがこの言葉です。 『人はそれほど一生懸命に他人の話を聞かない。聞き手は十歳児だと思え!』 ちょっと過激な

          スピーチやプレゼンの構成を「俯瞰」し「惹きつける工夫」を!

          スピーチやプレゼンは「最初の一文」「最後の一文」を決めておく!

          スピーチやプレゼンの「準備方法」、第2弾です。 前回、気持ちに余裕を持って話をしたいなら、完全原稿ではなくても、話すためのメモを用意するほうが良い、そして、話すための原稿やメモは実際に声に出しながら書く、ということをご紹介しました。 とはいえ、2,3分程度の挨拶程度のスピーチならわかるけれど、30分や1時間といったプレゼンやセミナーの原稿を書くなんてどうすれば良いのか、相当大変・・、と思った方もいらっしゃると思います。 実は、私自身も通常、2時間のセミナーなどで「完全原

          スピーチやプレゼンは「最初の一文」「最後の一文」を決めておく!

          スピーチの準備は、声を出しながら!

          仕事関係の挨拶や自己紹介だけでなく、結婚披露宴の祝辞、イベントでのスピーチなどなど、この時期は人前で話す機会も増えてくると思います。 そんな時、みなさんはいつもどんな風に準備をされていますか? 「人前での話し方」を教える仕事をしていると、よく「スピーチ原稿はやはり一字一句書いたほうがいいでしょうか?」と質問をうけます。 原稿を用意することに関しては、長所と短所の両方があるのですが・・、 長所は、文字にすることで、何を伝えたいのか、何が大事なのか、を整理できること。そし

          スピーチの準備は、声を出しながら!

          「上手く」より「丁寧に」話す

          「上手く喋る」ことより「丁寧に話す」ことのほうが人の心を動かすものだと改めて感じたのは、私だけではないと思います。 昨日の敬宮愛子様の記者会見、本当にご立派でしたね! お話の内容もさることながら、相手に伝わるように「とても丁寧に」語り掛けていらっしゃった姿が、強く印象に残りました。 もちろん、内容を吟味し、練習を重ねられたことと思いますが、相手としっかり向き合おうとされる姿勢に心を動かされた方は、きっと少なくないでしょう。 「立て板に水」のようにどれだけ流暢にペラペラ喋

          「上手く」より「丁寧に」話す

          「語尾」まで意識していますか?!

          人前で話す時に、よく通る声を出そう、とか、滑舌よく話そう、メリハリをつけよう・・、といったことは気を付けている方が多いと思います。 でも「語尾」まで意識して話す、というのは案外、見過ごされているのではないでしょうか?! さすがにビジネスシーンで「〜がぁ」「〜でぇ」「〜にぃ」といった、語尾を伸ばす話し方をする方はいないと思います。でも・・・、「語尾」が消える話し方をする方は結構多いのです。特に男性です‼︎ 「です」「ます」といった語尾そのものには、大きな意味はないでしょう

          「語尾」まで意識していますか?!

          「え~、あの~」の口ぐせを直したいなら・・

          スピーチやプレゼンの時、ついつい「え~」「あの〜」を連発してしまう方、多いのではないでしょうか?  「人前での話し方」を教える、という仕事柄、「どうすれば口ぐせが出なくなりますか?」という質問はこれまで数えきれないほど頂きました。人それぞれ程度の差はあるでしょうが・・、ぜひ覚えて頂きたいコツがこちら! 『一文を短くして、接続語を入れる』ということです。 誰でも、何かを考えたり、思い出したりしながら話をすると、切れ目なく文が続いて、結局何を言いたいのか、よくわらかない、と

          「え~、あの~」の口ぐせを直したいなら・・

          スイッチを切り換えて、人前に立つ!

          元局アナという仕事柄、これまで司会やスピーチなど人前で話すことは頻繁にありましたし、今はビジネスパーソンに「話し方を教える」という仕事をしています。でも、実は私、本番前は結構、緊張するタイプです(笑)。 局アナになったくらいですから”目立ちたがり”の部分もあるでしょうし、取材などで見知らぬ人と話すのは好きなのですが、『素の自分』のまま人前に立ってしまうと、なかなか気恥ずかしさが消えず・・、落ち着きを失って、「プロなのに、なに緊張してるの?」と周囲の方に驚かれることもしばしば

          スイッチを切り換えて、人前に立つ!

          「さぁ!」は魔法の言葉?!

          いよいよ年度末。この時期は、あれもしなければ、これもしなければ、と何だか追い立てられるように、時間がすぎていく気がします。 私は、To doリストを作って(そんな立派なものではなくメモ書き程度ですが笑)、終わったら消し小さな達成感を味わう、という方法をとることも多いのですが、リストを作った段階で「あ~ぁ」と声に出してしまうこともしばしば・・。でも先日、ある「魔法の言葉」を知りました。 それは、「さぁ!」という言葉。 「さぁ、始めよう」「さぁ、頑張ろう」「さぁ、行こう」とい

          「さぁ!」は魔法の言葉?!

          自分を尊重し、向き合ってくれる誰かを私たちは求めている・・

          みなさまは『なぜ、占い師は信用されるのか?』という本をご存じでしょうか? 2005年出版ですから、ずいぶん古いものですが、ふと思いついて久しぶりに本棚から手に取ってみました。 この本は、占い師が相談者の信頼を得るために利用する話し方・聞き方のテクニック=「コールドリーディング」を取り上げたもの。相談者とコミュニケーションを取るためにどのような聞き方をするか、相談者の反応を観察しながらどう話を誘導していくか、さらには、特別な能力で全てを見抜いたかのように振る舞う方法なども、具

          自分を尊重し、向き合ってくれる誰かを私たちは求めている・・

          「信頼を得られる」話し方って?!

          ビジネスパーソンや学生さんなどに、スピーチやプレゼンなど「人前での話し方」を教えていますが、受講の動機としてよく言われるのが「信頼を得られる話し方が出来るようになりたい」ということです。 なかなか難しい質問です(笑)。「信頼」が何を指すかによって、答えはひとつではありませんよね?  では、私自身はどう考えているか…、まずは「信頼」はどこで生まれるかを思い起こしてみました。 私が得た答えは、①話の中身に「根拠」があるか、②話し手が自信を持って堂々と語っているか、ということで

          「信頼を得られる」話し方って?!