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#推し短歌 ⑤キリトリセカイ

#推し短歌

切り取った
光の文字が 消えるのは
そこに私が もういないせい


【解説】もっともっと若い10代の頃に、はっとするような感銘を受けて書き写しておいた誰かの''名言''のようなもの。
それを随分経って読み返した時、懐かしいとは思えど、光が差すような響きを感じなくなったのは、あの頃よりたくさんの物事を知りすぎて、過敏な感受性が変わってしまったんだろうか…。名残惜しいと思いつつ、自分の住む世界に適応するにはこれで良かったんだとも''それ''は教えてくれる。

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