『13歳の黙示録』宗田理 感想
初めてこの本を読んだのは、多分中学生の頃。
友達に教えてもらった『2年A組探偵局シリーズ』が面白くて、宗田理の本を読み漁っていた時に、出会いました。
(ぼくらシリーズは1冊だけ読みました笑)
*あらすじ*
札付きの非行少年・幸雄の閉ざされた心に、中学教師の千佳は献身的に向き合おうとする。
少年の内にあった驚くべき葛藤とは?
13歳の幸雄は千佳にナイフを向けた!彼はなぜ、人を殺してしまったのか?
少年向けに物語を紡ぎ出してきた著者が世に問う「人を殺めることの重さ」。心に突き刺さる衝撃作!
*感想*
初めて読んだ中学生以来の再読でした。
辛い内容すぎて、その後中古で買ったけどずっと読めてなかった。中古で買ってからも6年以上経ってる笑
先日読んだ『サブマリン』と境遇が被る場面も。
1つの事件から始まる悲劇の物語。
憎しみって、人間の中ですごく強い感情ですよね。簡単に消すことができなくて。
そのために生きてると思ってるのって辛すぎる。生きるってなんだろう。人生ってなんなんだろう。
他に道はないのかもしれないけど、誰も幸せになれない。
少年法の正しさを問う物語でした。
でも、本当に13歳の子がそんなに使命を感じることなのかな。
それにしても、恋人の過去を知らずに結婚に踏み出すのはありえないでしょ笑
*言葉*
・愛は求めるものではなく与えるもの
・剣で殺すものは、自らも剣で殺さなければならない
次回は、この作品の続編「天路」についてです。
今日もありがとうございました。
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