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11月読んだ本

11月はたくさん小説読んだ。


泣いてちゃごはんに遅れるよ

前回読んだ土を編む日々みたいにレシピと文章の合わさった本かと思ったら、エッセイだった。料理家なのに何気ない表現が繊細だなぁと思ったら、出版関係で働いてたこともあるのか。ところどころの考え方やこどもの接し方とか、なるほどなぁと思うことがあったから、今後役立ちそう。

恩田陸 白の劇場 (文藝別冊)

図書館で一回借りたけど、これはじっくり読まないとだめだと思って買っちゃった。本が好きすぎる恩田陸が本の話してる。恩田陸を好きな人たちが、恩田陸の話をしてる。楽しい、うれしい。恩田陸ファンブックということ。

人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした

自分では買わない本だったから、読書会でもらってせっかくだから読んだ。小さいプライドがあって人間味のあるリアルな感じ。みんな幸せを追い求めて傷付いてるんだって少し安心する。ズタボロになって気づく「持ってるもの」の大切さ。

ヘヴン 

途中までは、友達ができて心のよりどころみたいなものができて・・って感じかと思った。そこからだんだんコジマが極端になっていって、コジマ宗教かい。僕は百瀬の話も聞いたり斜視についても視野を広げていって、最後は新しい世界に踏み入れたようでよかった。それぞれの世界があって、自分を変えることはできるけど人は変えられない。

愛の夢とか 

短編を読むのは初めてだった。長編ではそこまで気づかなかったけど、短編だとしゃらくささが際立ってる。全体通して、言い回しや偏見のゆがみがすごかった。死ぬことは、見えなくなること。生きてるひとをすくうのは、どうやったって生きてるにんげんでしか、ないんだった。だいじな人がいるなら生きていなければならないんだな。

ビオレタ 

こないだこの人の本が好きって言う人と出会って、図書館でたまたま見つけたから読んでみた。まず、映像化しやすいわかりやすいストーリーとキャラ設定だなぁ〜と。未来を見据えてるかなと思った笑 面白かったし、私は安っぽい話でも泣いちゃうから泣いたけど笑 再読はないかな。「自分にとって、一番大事なものをちゃんと知ってるってこと。お母さんはそれが『一人前』ってことだと思ってる」

つみびと 

初めて山田詠美の暗い話読んだかも。実話を元にしてるんだ。環境も全て違いすぎるけど、ますます子どもを生むのがこわくなった。ちゃんと子を幸せにできるのか、自分に育ててあげられるのだろうか。確かに蓮音が悪いけど、果たして蓮音だけが悪者なのか。琴音は最後偽善みたいな感じではあるし、遅すぎるけど変わろうとしていた。それで許されるわけではないけど。他の男たちも、蓮音だけに背負わせた周りの人間も嫌なやつが多かったな。これって運命なのか?結局救いようがなかった。

大人は泣かないと思っていた 

こないだ読んだこの人の本があんまりだったから、おすすめされたけど期待してなかった。でも全然、こないだのより良かった。大人になったって、みんな悩んで迷いながら生きてる。無意識に男だから女だから若いからって、人と比べて決めつけてる。でも悩んで迷って自分で決めた道だから、振り向かずに先のことを考えたほうが良い。遠くを見すぎて目の前にあることをないがしろにしない程度に。

体をおいしくととのえる! 食べる漢方

漢方の入門に。風邪の症状でも原因って違うのか。おもしろい!ちょっとした体調に、覚えていたい知識。

食いしん坊のお悩み相談

誰かなと思ったけど、エリックサウスの人なのか!「おいしいものを食べることが好きになりすきまたせいか、いつしか、おいしくないものを食べることまでまぁまぁ好きになってしまいました」ってのが、すごい良かった、ほんとに好きなんだなってwぜんぶ丁度いい個人の意見と偏見で、嫌味っぽくなくて読みやすかった。


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