サンクスギビングは七面鳥ではなく・・・
日本の元旦に匹敵するくらい、アメリカ人にとっての大事な祝日、サンクスギビング。
日米ハーフの夫の影響で、結婚以降ほぼ毎年サンクスギビングを祝ってきた。
東京にいる時は麻布のスーパーナショナルまでわざわざ行ってターキーを注文したりもした。
しかし今年のテーマは・・・
今年は久しぶりに友人を招いてのサンクスギビング。
いすみ市やその周辺で採れた野菜を中心に、自分で育てたカリフラワーやさつまいもを使ったメニュー。
アメリカでは芽キャベツが定番だが日本では手に入りにくいので今年は夏の終わりに畑に植え、成長を楽しみにしていた。が、肥料もなしの自然栽培だからか成長はゆっくり。クリスマスにお預けだ。
そしてメインは定番のターキー、ではなく、隣町の勝浦で捕獲されたイノシシとシカ。
そう、今年はできる限り地産地消なサンクスギビングを目指した。
夫が前日から冷凍解凍し、自宅のハーブとスパイスをすり込んでローストしたイノシシは、言われなければローストポーク。そして鹿もなぜか焼き豚みたいだった。
いずれもサンクスギビングの定番であるクランベリーソースやグレイビーソースとともに食べると絶品だ。
なぜイノシシ?
畜産による温室効果ガスは全体の14%にも上るとも言われ、交通産業のそれに匹敵する。
牛や羊のゲップなどにCO 2よりも温室効果が高いメタンガスが含まれることはよく聞かれるようになってきた。
それだけでなく餌の生産、飼育、輸送の間に排出されるCO2,使用する水や水質汚染も深刻だ。
そのような事実を知って以降、これまでと同じようには工業型畜産のお肉を食べられなくなった。
一方、ジビエは自然の中で育つため環境負荷が低い。
さらには田畑を荒らす害畜として捕獲された野生の恵みをいただくことは理にかなっていると考える。
大量生産の食肉ではないので、確かに値段は割高。
でも日常的に食べるわけではないうえ、田舎に来てからBBQの機会が増えて困っていたのだが、ジビエという打開策が見つかった。
デザートも大事…
デザートは張り切って前夜に2品作った。
自家製サツマイモとりんごのタルトに、かぼちゃのチーズケーキ風。両方プラントベースド。
豆乳のホイップもあるし、牛乳やバターを使う理由が見当たらない…
覚書的にタルトのレシピ↓
移住1年目の今年は、引越し前から庭の整備や家中のDIYを助けてくれた長年の友人たちと共に食卓を囲めたことをありがたく思う。
また来年も草刈りよろしく〜ヽ(´▽`)/