まえがき 代わりの 前置き
わたしは普段、「お金を出してでも読んでもらえるもの」「読み返したくなるもの」「ずっととっておきたいと思えるもの」「読んだあと、見える世界が変わるようなもの」を目指して書く仕事をしています。
そのためには、思いつくままにつれづれに書くわけにはいかなくて、書き出しはどうしようか、どのようにそれを受けて、どう締めにもっていくか、あらかじめ考えてから書き始めます。
どうしても書きたかった話でも字数制限があればカットするし、冗長になったなと思ったらトリミングするし、導入部には、人が「これ読みたい!」と思うようなパンチのある文章なり、読み手にとっての驚きなりをもってこようと工夫したりもします。
でもこのウガンダ旅日記は、そういうことを考えずに、筆のおもむくままに書いていこうと思います。だらだらと書くので、ゆるゆると、気になったところだけおつきあいください。
そんなわけで何をどんな順番で書くかまだ決めていないのですが、書こうと思っていることをここに少しメモしておきます。ごく一部だけ。
そもそもなんでウガンダに行ったのかの話 →【ウガンダ旅・0-3】
野生のハシビロコウを見に行った話 →【ウガンダ旅・3】
コンゴ(DRC)で買ったアフリカンプリントで服を仕立ててもらった話 →【ウガンダ旅・7】
ウガンダの人はいつもニコニコ現金払いの話
スマホでUber呼べるけど、一筋縄ではいかない話 → 【ウガンダ旅・12】の後半
湯水のように時間を使う人たちの話
白いサツマイモが絶品だった話 → 【ウガンダ旅・9】
世界最古の布の作り方を見せてもらった話
穏やかなウガンダ人の話
ウガンダ語レッスンと日本語レッスンの話
こうやって列記しているだけで「くぅーっ! いいとこだったなあウガンダ。楽しかったなあウガンダ」という気持ちがこみあげてきます。
とはいえわたしがウガンダを訪れたのは、2022年7月の10日間ほど。こんな短期間で「ウガンダってこういうところです」などとはとても言えません。この、旅日記ともいえない“旅のメモ書き”は、あくまでたった10日間の個人的な体験を書いたものだと思って読んでくださいませ。