サヨナラ強迫性障害
最初はね、
たぶん…
体重に対するこだわりだった。
一日に何回も何回も何回も何回も何回も…
体重計に乗って
200gに翻弄されて。
それからきっと
低体重と低栄養のせいで
脳がバグった。
過食代金に生活費をほぼ全部使い果たして
(とりあえず家賃だけは確保して)
水道代やガス代、
電気代まで削ろうと思って。
一応ね、
冷蔵庫は動いて欲しかったから
ドアを開けるのは必要最低限を心がけて
ガスは一切使わない。
水道すら使えない。
トイレの水すら流すのが
嫌に?怖く?なっちゃって。
もちろんお風呂もシャワーも無理。
そんな無茶な節約?節制?に対するこだわりが
毎日数字をノートに書いて
確かめる事で安心を得ようとし始めた。
朝起きたら玄関先へ出て
水道メーターチェックして
ガスや電気もチェックして
一日に使う量を自分で線引きして
少しでもオーバーしてたら
アワアワして。
また怖くなって
お昼に夜にチェックする。
電気は蛍光灯の豆球すら点けるのが怖くて
毎日真っ暗な部屋で
手のひらサイズのラジオだけ
小さくつけて布団の上で。
そんな生活を続けていたら
また思考がおかしくなって
郵便チェックが止まらなくなった。
きっと家賃の請求書を気にしてたんだと思う。
福祉事務所からの何か怖い連絡に
怯えてたんだと思う。
最初は一日に数回だった。
集合郵便受けまで行ってチェックして。
それがそのうち
チェックしたかがわからなくなってきて
チェックし直しが止まらなくなった。
最後の方はもう数十分おきに。
結局は骨折してたから
痛くて歩けなくなって
郵便受けまでも行けなくなったんだけど。
私はね、
食べ吐きする過食嘔吐もしんどかったけど
この不安障害、強迫性障害の方が
最後は辛くなってたかも。
だからね、
いろんなこだわりを捨てたいってね。
真面目はいいけどなんか違うってね。
今はちょっと学習したんかな。
回避の仕方を知ったから
それも複数準備して
「安心」を自分で用立てる事が出来る自信を
わずかながらでも持てたから
なんとかなる
なんとか出来る
成せば成る
そう思えるようになって
強迫性障害とはサヨナラ。
私はね
不潔に対しては
強迫観念がなかったみたいで
あの頃はゴミ屋敷の中
寝場所だけ確保しての生活だった。
ある意味人間終わってたなって。
今は思う。
あの環境の中
いつ命を落としてもおかしくない身体で
「帰らぬ人」にならなくて良かったと思う。
ただね、
あの環境のおかげでね
「今、死んだら誰かに見られるのが恥ずかしい」
そっちの思考が働いたから
キシネンさんと
仲良くはならなかったんだけど。
何事も
やりすぎはアカンね。
何に対しても
適度な「距離感」大事ね。
ホント、よく頑張ったよなぁとは思う。
無駄な頑張りだったけど。笑
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