【初心者向け?】Nijijourney まとめ
こんにちは。
今回はNijijourneyの概要と、使ってみて数か月の感想です。
プロンプトと小ネタを記載しました。
Q Nijijourneyとは?
Midjourneyをベースに、特にアニメやイラストのスタイルに特化した
AI画像生成ツールです。
Q どこが母体なの?
Spellbrush Inc. が開発・提供しています。
NijijourneyがMidJourney(Midjourney, Inc.)のプラットフォーム上で
サービスを提供している点は、利便性の向上と市場拡大の戦略的選択と見ることができます。
Q Nijijourneyってどんなモデル?
Stable Dffusionと同じく拡散モデル(Diffusion Model)をベースとした画像生成AIであると考えられています。アニメ、イラスト、マンガといった特定のジャンルに特化して学習・トレーニングされています。
Q Nijijourneyが流行った理由は?
Nijijourneyが高い人気を誇っている理由について。
・ポップで洗練されたイラスト・アニメ系画像を生成できるため
・洗練されたイラスト画像には多くの需要がありそう
・画像生成の手順が他のツールと比較して簡単なため
・生成が容易であるため時間的なゆとりがない現代人に合っている
・Discordを中心とした活発なコミュニティがある(質問もできる)
・他者の作品(プロンプト)の閲覧が容易である
敢えて批判的思考で言えば、わたしを含めて
現代人の多くは結果が出るまでに時間がかかることが苦手なんですよね。
そのポイントをうまく突いてきた画像生成ツールであると言えます。
Q Nijijourneyの強みとは?
Stable Diffusion:
柔軟性とカスタマイズ性を重視するオープンソースの代表例。Nijijourney:
特定の用途に特化し、高品質な画像を追求するクローズドソースの代表例。
Nijijourneyの各種パラメータの性能は
1つの画像に対するバリエーションや可能性の追求に特化しています。
ワークフロー的に見ると、画像生成後のポストプロダクション的な制御が
得意(容易)なんですね。
Q Nijijourneyの弱点とは?
・カスタマイズ性の低さ
オープンソースであり、カスタマイズが前提でコミュニティ主導で
豊富な拡張機能が更新され続けているStable Dffusionと比較すると、
Nijijourneyはクローズドソース(非公開)であり、モデル自体がブラックボックスで学習済みパラメータも公開されていません。
・特定のイラストレーターの画風が出やすい点
Nijijourneyの画像は、見ただけで「Nijijourneyだ」と分かりますよね。
それはつまり特定のイラストレーターの作品を学習させているということなのですが、現状この点については公表されていません。
・個性を出しにくい
上記2点を踏まえると、どうしても個性は出にくくなります。
オリジナリティを追求したい場合、作風そのものを
個性的にする等の工夫が必要です。
Q プロンプトの作り方は?
基本的にDanbooruタグは関係ないツールとなりますので
自然言語で入れていけばOKです。
(NSFWに関してはDanbooruのsexual系のワードに反応して
弾かれているのでは、という推測もあります。)
プロンプト例
Nijijourneyは2Dに特化している分、こういったSurrealism(シュルレアリスム)系のイラストが簡単に生成できるのが強みです。相性が◎。
Stable Dffusionだとなかなか出にくい分野かなと思います。
Nijijourneyでmasterpieceを入れてみた結果
同一プロンプトで上の4つにはmasterpieceを入れています。
これだけ見ると、masterpieceは入れた方が良さそう。
このイラストも包丁を銀河にしているSurrealismテイストを入れています。
パラメータについて
Nijijourneyには--〇〇という多くの制御用パラメータがありますが
個人的(初心者的)にはこれらを使用しています。
(Nijijourneyのパラメータについては勉強中です!)
--no いわゆるNegative Prompt
--p パーソナライズ
--style raw プロンプトに忠実にする
--stylize 芸術性、最高値である1000がよく使われている
クオリティアップ系プロンプト
ultra-detailed, highest definition, high resolution, suitable for print,
masterpiece, anime screenshot
これらがよく使われている印象です。
使える機能
いわゆる i2i 的な、既存の画像をプロンプト欄に張り付けると
Character Ref、Style Ref、Image Promptとして
使用することが出来る機能があります。
SD系でNijijourneyの画像を i2i すると上手くいかないケースが多いので
この機能については使い勝手がいいなと感じています。
Nijijourney⇒NijijourneyやSD⇒Nijijourneyなど。
この中ではStyle Refが使いやすい印象です。
例えばSDで生成した画像をStyle Refで使ったりするのが
楽しいです。自分で撮った写真を入れても楽しそうです。
個人的な感想
癖は強いけど面白いツールという印象です。
SD利用者なので、Nijijourneyも「モデルの1つ」として捉えて
プロンプトを試行錯誤していくわけですが、
最初は難しかったです。
簡単で初心者向けであるけど、個性を出すのは難しい。
これからもそんなNijijourneyで試行錯誤していきたいと思う所存です。
ではまた(´・ω・)(・ω・`)ネー