ジェットコースター
気持ちが落ち込んだり、イライラしたり、心が落ち着かなかったりして、ストレスかなと思うことがあるかもしれません。
毎日の生活の中で、我慢していたり、発散できない思いがあれば、ストレスの可能性があります。
しかし、その症状が出る原因の一つに、血糖値の乱高下の影響もあるかもしれませんので、気持ちとともに食生活を見直してみるのもいいでしょう。
血糖値の乱高下は精神に大きな影響を与えることが多く、例えばイライラする、不安を覚える、やる気が起きないといった、うつのような症状を起こすことが多いようです。
最近は、糖が含まれている商品も多いため、避ける方が難しいかもしれませんが、出来るだけ意識して少なくする生活を心がけるようにした方がいいのではないでしょうか。
甘いものを過剰に常食していると、空腹になった時、脳の栄養であるブドウ糖が不足してイライラを感じたり、かと思えば砂糖がたくさん含まれた飲み物をやスイーツを食べて血糖値がいきなり上がり、血糖値の乱高下(ジェットコースター理論)を繰り返すようになります。
場合よっては、血糖値が急に下がるいわゆる低血糖になってしまい、冷や汗が出たり、手足の震え、ひどいときには意識障害などの症状が現れます。
毎日の生活でいろんなストレスがかかったり、苦しい現実もあるかもしれませんが、もしかしたらそればかりではない可能性もあるということです。
例えば、職場がストレスだからと離れられたとしても、イライラの原因が血糖値の乱高下であれば、場所や人が変わったとしてもイライラは収まることはないでしょうし、
それどころか、血糖値の乱高下によって、落ち着いて考えたらそこまで怒るほどでもなかったのに、我慢ができなくなっているという場合もあったかもしれません。
心のもやもやや、問題の原因を一つに絞らずに、様々な面から見てみるのも必要です。
もしも血糖値の乱高下が原因だとしたら、やはり過剰な糖分を減らし、その分良質なたんぱく質や野菜を増やし、出来るだけ乱高下させないようにする必要があります。
私の場合は、糖をたくさん食べていた頃は、夜寝た時に夢見があまりよくなかったり、熟睡できなかったこともありました。
今はポジティブ信仰も強いので、前向きに考えましょうと言ってくる人もいるかもしれませんが、低血糖の症状で気持ちがどんより下がっているときに、どんなに頑張っても元気で前向きにはなれないでしょうし、わくわくするのも難しいと思いませんか。
もしも、うつのような症状を感じており、その状態である自分を責めていたり、弱いと感じていたら、そうなった自分のせいではなくて低血糖のせいだったという可能性もあります。
毎日の余分な甘い間食を控えて、食事で栄養を摂り、足りない栄養素はサプリメントなども適度に利用する。
そして、無理なく続けられる運動を行うことによって、精神的な症状が徐々に改善されていくかもしれません。
食べたいものを食べて何が悪い!
甘いものが私のストレス発散方法だ!
と思うこともあるでしょう。
たまにはチートデイを作ってあげてもいいと思います。
もしも食べてしまっても罪悪感を感じたり、自分を責める必要はありません。
人生を生きることは、スポーツで例えるなら、いわばマラソンです。
その人にとって無理のない走りで、ずっと長く走り続けることが必要になってきます。
短距離走だと思っていきなりダッシュかけるとすぐにばててしまいますので、時々お休みしながら自分のペースで少しづつ歩みを進めればいいのです。
いかがでしたか。
もちろん、心に関することすべてが低血糖のせいではありませんが、食生活を見直すことや、出来る範囲で身体を動かすことも治療の一つだと思ってもいいのかなと思います。
結果的に相乗効果も期待できるかもしれません。
ですが、すぐに効果が表れなくても焦らずに。
なぜなら、短距離走ではなく、マラソンなのですから。