初対面の男女がアバターで会話してみた結果。ZoomZoo vol.1 イベントレポート
こんにちは、eQuality Project(イークオリティプロジェクト)メンバーのあっきーです。
私たちは、愛媛と東京を「シゴト」でつながる未来をつくるために活動しています。
オンラインは、距離や年齢、性別の垣根を超えられるのか?
オンラインツールの普及により、会社に出社しないリモートでの働き方や、離れた場所でも人とコミュニケーションが取れるようになった昨今、ふと思うのは「この会話、自分の顔って表示させる必要ある?」問題。
顔が表示されなくても、課題の本質をつかんで会話すれば、コミュニケーションって成り立つんじゃないの?
そんな疑問から、Zoomで全員アバターになって会話をしてみる実証実験企画「ZoomZoo」の第一回「アバターで感情は伝わるのか?」を開催しました。
今回、愛媛県と首都圏在住者の社会人に限定して参加者を募集。各エリア3名ずつという限定枠で、募集してすぐに枠が埋まりました。
そして当日、全員顔も名前も年齢もステータスも伏せた状態で参加してもらうべく、Zoomにログインするタイミングから動物のアバターに扮してもらいました。
イベントの進行役は「飼育員」と称し唯一人間として顔出し参加をしたeQualityProjectのトヨタで、合計7名による実証実験となりました。※あっきーは記録係として会話に参加せず、画面OFFで実験の様子をウォッチングしていました。
受付からイベントスタートまでの待ち時間、動物たちはめちゃめちゃ自然に会話を始め「あれ?このメンバーって初めて会ったの?知り合い同士??」と思うほど、和気あいあいな空気感。そして動物アバターたちの癒しの異空間たるや・・。かわいすぎるっ!
ふだんオンラインツールを使い慣れている私でも、いつもと違う空気を感じながら、いざ実証実験スタートです!
アバターは、かわいい。
参加者の顔も表情もまったく分からない中で自己紹介をしましたが、全員リアクションをたくさんしてくれたこともあり、この時点でまったく違和感はなし。むしろ、みなさん顔が出ていないからか、堂々とされていました!
今回は、「リモートワークで困ったこと」や「働き方で変わったこと」というテーマに絞って全員で話してもらいましたが、それぞれが体験談をもとにお話しいただき、顔が出ていないこともあってかとてもフラットな感情で話が聞けたことに気がつきました。私自身、記録係という仕事を忘れて「なるほど〜」と聞き入ってしまったほどです。
私はあえて、顔出しもせず、アバターにもならず、画面オフの状態で参加したのですが、私の存在が一番違和感があったように思います。
トークの中でも出てきましたが「画面オフで顔を出さない」のと、「アバターを利用して参加する」のでは180度見え方が変わってくるようです。
<画面オフの見え方>
・表情や雰囲気が伝わらないから、ちゃんと理解しているか分からない..
・そもそも、そこに居るの?と思ってしまう
・というか、画面オフってなんか怖い・・・
<アバターの見え方>
・自分がどう見られているか気にしなくて良いから話しやすい
・適度にアバターが表情を拾ってくれ、こちらの感情が伝わりやすい
・目線を気にしなくて良いのも◎
・かわいい(笑)
「画面オフ」と「アバター」だと、アバター参加の方が評価が高かったです。ということで、画面オフで真っ黒の背景で聴くぐらいなら、アバターになって「うんうん」と頷いている方が圧倒的にイメージが良いことがわかりました。
そして、顔出しへ
トークテーマに沿ってひとしきり盛り上がったあとは、お待ちかね?なのか最後の顔出しの瞬間です。
ちょっと照れ臭さもある中、皆さんの笑顔とご対面!1時間のアバター空間の共有により、皆さんの距離が縮まった中での顔の公表です。
「ショートカットだと想像してました〜」
「想像と違いました〜」
・・などなど。
感想はいろいろ出ましたが、外見という情報をまったくもたないままに内面を知るコミュニケーションから始まったことで、見た目の重要性はあまり感じていないように見受けられました。
実証実験の結果、アバターで感情は、
伝わりました!!
ついさっきまで見知らぬ人同士だった参加者、短時間で絆のようなものも生まれていて、なんだかこれは新たな出会い&マッチングのツールにもなるのでは!と強く実感したあっきーです。
参加者の感想「想像以上に楽しかった!」「うちの会社でも導入しよ」
参加者からの感想を一部ご紹介します。
「アバターって話しにくいんじゃないか?と思っていましたが、話しやすかった!アバター外すと化粧とったような気分..女性の気持ちがなんだかわかった気がする」(照
「目が合わないので、人の目線を気にしなくて良いから話しやすかったです」
「普通のZoomよりフラットでよかった。今後も使っていきたいです」
「化粧など気にしなくて良いのがいい!」
「アバターで感情は伝わった!社内の会議でも積極的にアバターを使うよう声がけしようと思う」
「アバター取っても参加者の印象は変わらなかった。声の表情で思っていた以上に伝わりました」
ただし、
「謝罪の現場だとちょっと使いづらいかも?」
という声もあり。「逆に笑って許してくれるかも?」「かなり危険な賭けかも」など、TPOに応じてアバターの使い分け、したいものですね!
まとめ
仕事において、リモートワークやオンライン会議が当たり前になっている今の時代、かつてのように「何度も会って」「ゆっくり仲良くなって」というフローの大事さが低下しているのかもしれません。
話題の本質が何か、話題に対して自分がどんな意見を持っているのか、ということを捉えて上でコミュニケーションが取れれば、自分の顔を映して、表情でリアクションをとる必然性はないのかもしれません。
今回の実証実験では、雑談レベルの楽しい話題を「トークテーマ」において全員で話してみましたが、それが仕事の業務内容になった場合に、参加者はどんな感情をもつのかも気になります。
eQualityProject では、これからも今回のような「参加して楽しい」実証実験的イベントを開催していきます!
気になる方は、ぜひnote もフォローしてください。
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