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なぜ走るのか

今朝、シンガポールでハーフマラソンを走ってきました。自己ベスト(日本の冬のレース)よりは24分くらい遅かったですが、一度も歩かず、止まらず、最後まで走りぬきました。

私は子どもの頃から音楽ばっかりやっていて、運動は全くの苦手で縁がありませんでした。冬の体育のマラソン(と言っても2kmくらいですが)が大嫌いでした。

なぜ私が走るようになったのか。それは長女が小学4年生で陸上部に入ったことがきっかけ。そこの監督やコーチが「お父さん方も一緒に走ってください」ということで、走るようになった。そして6年生男子と勝負させられた時、全く勝負にならななかった。そこから目覚めたというところです。

その頃はすでに、片道40kmの自転車通勤をほぼ毎日やっていました。記録をExcelにつけていくわけです。積算距離が伸びていくのを楽しみに自転車に乗っていました。それからランニングをメインに切り替え、その後は自転車とランのミックス。淡路島1周150kmをソロで何度も走りましたし、週末には六甲山アタックをやったりもしていました。

ランの方は、10kmのレース、ハーフマラソンなどに挑戦し、初フルマラソンは2011の神戸マラソン。44歳での初マラソンでした。それからシンガポールに移り、こちらでもフルラソンは一度。熱帯雨林気候でも、年に二回ほどのハーフマラソンと Newton Challenge 32kmを毎年走っています。

トレーニングとレースを含め、週に100kmの自転車と20kmのランを目標に Excelに積算距離を記録しています。地元のバイクグループに入ってるので、 weekdayは朝5時集合のライドトレーニング、週末は100km程度の長距離ライドに参加したりします。

なぜ走り続けるのか。それは達成感だと思います。年間の目標距離やレースの目標タイムなどです。でもどちらかというと、走り始めたからには途中であきらめない、という自分への戒めでしょうか。

走ることや自転車で自分を制することは単純なことです。ちょっとしんどいことを我慢し続ければいいわけです。スピードであったり距離であったり。

と同時に、自分を甘やかすことも簡単にできてしまう。朝4時に起きて、まだ眠たいからとベッドに戻ることは簡単です。自転車のチームライドに行って、速い人についていけず、諦めて自分のペースで走ることは簡単です。10kmランのつもりで走り出して、しんどいからと5kmで切り上げて帰って来ることも簡単。

でもこのように自分を甘やかした日は、他のことも調子が悪くなるのです。

これらの甘い誘惑に負けずに自分を制する。これを続けることで、自分の勉強や仕事での忍耐力や粘り強さは確実に上がりました。そしてそれなりの成果が伴ってくる。運動なんて全くしていなかった若い頃は甘ちゃんでした。

今朝のハーフマラソンは、とにかく歩かないことと、止まらないことを目標にしていました。最後の5kmくらいで長年の左膝の故障が出てきて、諦めかけましたが、なんとか騙しながら最後まで走りきることができました。

なぜ走るのか。。。自分と戦い自分を制する精神力と根性を養うことができるから。走ることは単純です。走らないというチョイスも簡単です。

だから私は走り続ける。私は死の直前まで、何かに挑戦していたいと思っています。

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