クライモリ(2021) 間違えちゃった。
スプラッター映画の代名詞のようにいわれる「クライモリ」。ずっと鑑賞したくてろくに調べないままアマプラで鑑賞。グロいシーンもあるけど噂に聞いてたほどではないなぁと思い調べてみると、まさかのリブート版だった。もうちょっと親切なタイトルにしとくれ。私が無知なだけか。
無理のない自然なシナリオ(悪く言えば意外性がない)で、スプラッター描写も過激すぎずそこそこ。クオリティは◎。冒険はせずに及第点を取りにきてる印象だった。
〈あらすじ〉
〈感想〉
※以下ネタバレを含みます※
ある程度ホラー映画を見慣れている私のような人間からすると、陽キャたちが車に乗り合わせて襲われるためだけに目的地に行くシーンはもはや恒例。中身が全くない会話劇や、無駄にイチャイチャする陽の者たちを観ている私の目はビー玉のよう。まぁこのシーンは人物紹介パートなので、それぞれの名前と関係性を覚えればOKなんだけどね。主人公はジェンと彼氏のダリウスっぽい。
立ち寄ったダイナーで”あの山には行くな”おじさんに遭遇。こういうおじさんはもはや「世界的組織なのかな?」と思うくらいホラー映画では頻繁に登場する。大体は寂れた田舎町のダイナーかガソリンスタンドにいて、浮かれた若者たちを牽制しテンションを下げることを生業としている。
おじさんの制止を振り切って山道に入った若者たちは、次々と得体の知れない敵に襲われていく。山道には動物を捕獲するような罠が至るところに張り巡らされており、なかなかのハイペースかつ痛々しい方法で始末されていく。どんどん人数が減っていくのでテンポは良い。動物の被りものをした怪しい人々に取り囲まれる。
この集団は戦争中に山に逃げ込んだ人々の子孫であり、文明社会とは一線を引いて生活している。彼らは動物を狩りながら独自のルールのもとで生活しており、山に入ってきたよそ者は容赦なく排除する。ただしグリーンインフェルノのようなカニバリズムではないので人間を食べたりはせず、処刑するだけだ。
仲間はほぼ全滅し残されたジェンとダリウス。生き残るために仲間にしてほしいと嘘をつき、ひとまず処刑を回避。それっぽく生活するうちに何とダリウスは適応してしまい、正式にこの場所で生きていくことを決意する。秘めたるポテンシャルがすごすぎる。呆れたジェンは何とか下山することに成功し、元の生活を取り戻すが、そこにかつての指導者であった男が訪問し…
ラストは嫌いじゃない終わり方だった。
うっかり観てしまったけどこういう出会いもありかもね。ひとまず早く本家を鑑賞しなくては。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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