日本で唯一の寝台夜行列車『サンライズ瀬戸・出雲』- 故郷香川への旅路で感じる「コト(体験)」 の価値
先週の故郷香川への帰省は、時間を気にせず、ゆったりと香川へと向かうために、『サンライズ瀬戸』に乗ることにしました。
『サンライズ瀬戸』は、『サンライズ出雲』との併結運転で、今や、日本で唯一の「定期寝台夜行旅客列車」として、毎日1往復が運転されています。東京駅から出発し、岡山駅で『サンライズ出雲』と分かれ、高松駅までを約9時間30分で結びます。東京駅を21:50に出発し、高松駅には、翌朝7:27に到着する、まさに、夜行列車ならではのワクワクが待っています。
最近では、この列車はZ世代を中心に大人気!
「モノ」よりも、「コト(体験)」や「トキ(その瞬間)」の価値を重んじる方々にとって、非日常の時間が待つこの空間は、特別なのかもしれません。
ということで、座席予約は超超難関なのです...
乗車1か月前の予約開始時間AM10:00
ほぼその瞬間に個室は完売してしまうようです。。
「10時打ち」という獲得可能性に掛けて、みどりの窓口にて、AM10:00に稼働開始する "閉ざされた窓口” 前で待機です。9:55にその窓口が開き、希望席候補を担当の方に伝え、事前にデータインプットをしていただきます。10:00の時報の瞬間、予約ボタンを鋭くひと押し! 今回、第一候補の2人部屋は獲得失敗で、第二候補の1人部屋2つの獲得に成功しました!
これまでとは違う趣となった香川への帰省。
寝台夜行列車ならではの揺らぎと、星の輝きを少しだけ感じながら、故郷への旅路を楽しめました。私は、あいにく、揺れの影響などもあり、ほぼ一睡もできぬまま、YouTube観ながらで、東京~高松の全ての通過駅を見届ける羽目になりました笑..
そんな中でも、何より、岡山駅での、出雲行き車両との引き離しの瞬間、そして、岡山から香川の瀬戸大橋を早朝に渡る束の間の時間は、心に残るものになりました。
高松駅到着後は、朝ごはんの "讃岐うどん” を食べるために、そのまま、高松駅から丸亀駅に移動。生粋の讃岐人として、一睡もしなかった疲れは、しっかりとうどんで回復させることができました!
「タイパ」重視が加速される中、時間を効率よく使うことの重要性は言うまでもありません。しかし、時には慌ただしい日々から一歩離れ、ゆったりとした「コト(体験)」と「トキ(その瞬間)」 にも目を向けることは、心の健康においても、良いゆとりと刺激だと感じます。
サンライズの旅は、まさにその典型かも。
寝台夜行列車から見る星空や朝日は、日常の光景から解放され、心に静寂と多幸感をもたらしてくれました。
目まぐるしい日常に埋もれがちな「コト」と「トキ」も大切にし、柔軟な発想で新しい価値を見つけていくことが、豊かな人生への「イミ」につながる鍵かもしれませんね!
ときどき、手間と時間を惜しまず、心に残る「コト(体験)」を重ねてみるのもお勧めです。