ホームスクール 東北の旅・7(完) 仙台七夕 穴原・飯坂温泉 二本松城
このブログは旅の話が多いが、メインは現在中学1年生の息子のホームスクールの話である。
息子は幼稚園も小学校も中学校も一度も行かずに、家でホームスクール(家庭が学校の代わり)をやっている。息子は親に連れられ旅ばかりしている。海外は延べ2年半32ヵ国、国内は北海道と九州以外の全県、どちらもバックパッカースタイルの旅だ。
家では勉強もしっかりやる。小学生の間に中学3年分5教科の勉強は全て終わらせた。英語は小6で英検2級を取得済、中2の間に準1級を受験予定だ。音楽も映画も文学もたくさん嗜んでいる。同じホームスクーラー友達ともたくさん遊んでいる。学校では出来ない事をたくさんやっているつもりだ。詳細はプロフィールにて。
今回の「東北の旅」の様に、色々な場所に行き、五感を使って経験し、帰宅してからも旅にまつわる書籍や映像を見る。今回の旅の帰宅後にはマンガ「花の慶次」で北の関ヶ原を楽しむ。youtubeで戊辰戦争のドキュメンタリーを見る。
こういった生活を家族3人でずっと続けている。何よりとても楽しい。息子は高校生の年齢から普通の高校に進学予定で、高校からは思いっきり学生生活を楽しんで欲しいので、一緒に長期の旅は行けなくなるだろう。家族3人で旅する日々も残り2年半だ。寂しい気もするが、大学生になったらまた一緒に旅ができるんじゃないかと願っている。
今日は宮城県鳴子温泉のお隣、東鳴子温泉の宿の朝食にでたのは「ずんだ餅」。ずんだの甘さが最高だね。チェックアウト後に仙台に向かった。
仙台は私の思い出の地だ。昔ドラム演奏者として仙台のライブハウスで4回ほどライブをしたことがある。その時の仙台のオーディエンスの反応はいつもとても暖かかった。15年ぶりの仙台。目的は「仙台七夕祭り」。
私の住んでいる神奈川県にも「平塚七夕祭り」があるが、仙台とは雰囲気がまるで違う。仙台は素朴で古風な七夕飾りが美しく彩られている。客層も年齢層がいい意味で高めで落ち着いている。平塚の七夕飾りは電光色で派手だ。飾りのテーマもその年の流行を追っている。テキヤが多く客層も若くて落ち着かない。もちろん、私の好みは仙台七夕祭りの方だった。
昼飯は「仙台場外市場 杜の市場」で海鮮丼を食べた。安くて旨いと評判だったが観光地価格だったので、ここだったら魚介は神奈川県や静岡県の漁港の方が安くて旨い。ちなみに野菜と果物は関東に比べると圧倒的に東北の方が安い。福島では桃が3個で¥200だったので、30個も買ってしまった。夢のようだ。好きなのは、マンゴーか桃か、それが問題だ。
夕飯とおやつ用に「牛タン弁当」「萩の月」を買って、福島県飯坂温泉のお隣、「穴原温泉」にて宿を取る。
翌日、穴原温泉をチェックアウト後、飯坂温泉街を探索。息子は、妻のお腹の中にいる時にここを訪れた事があるので、今回で2度目だ。
「旧堀切邸」を見学した後に、立ち寄り湯の「波来湯」で温泉に浸かったあと、「二本松城」に向かった。
以前「会津若松城」内を見学した時に知ったのだが、戊辰戦争で戦った奥羽越列藩同盟の守りの要、「会津若松城」「白河城」「二本松城」の3城の内の1つがここ。会津若松城の東方、飯盛山の白虎隊の様に、ここ二本松城ではまだ歳若い少年隊が戦で散った。
城は消失して現存していないが、石垣は大変立派である。天守閣からの眺めは素晴らしい。
「白河城」とともに「二本松城」も立派な日本の名城だ。
昨年訪れた「白河の関」付近の奥州街道旧道を通りながら夕飯は栃木県宇都宮で餃子を食べて、妻の実家がある埼玉県に向かい、今回の東北の旅は終わった。
前回、東北を訪れた時に、仙台からの帰り道は太平洋側を選んだのだが、その時に私は妻に「この辺に原子力発電所があるんだけど、俺、原子力発電所を見たことないんだ。寄ってみない?」と言った。そして近くまで寄って初めて原子力発電所を眺めたのだ。その半年後に東日本大震災が訪れて、ここ福島原子力発電所は渦中の人となった。福島県に来る度にそれを思い出す。
今回の旅は、その時以来の、福島県以北の旅だった。主に行った場所は、
息子のいい経験になれば、いいな。
東北の旅(完)
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