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それぞれのペースに合わせて

「それぞれのペースに合わせて」ってよく耳にします。

が、コレってホントにその対象となる生徒のことを思って言ってるのか疑問に思うことがあります。

耳障りも良いし、確かに個人のペースに合わせてやった方が良い時もあります。

でも、それって誰にでも、どんな時でも良い結果を生むわけではないように思います。

目標までの距離や使える時間にもよりますが、場合によっては、相当マチュアな子でないと成り立たないこともある。

だって、自分のペースで目標まで到達するんだから外からの引き上げる力を受けずに、誘惑にも負けず進んで行かないといけないということのような気がしますから。

また、別の側面として、自分のペース以上に引き上げてくれる力が働かないので、能力の伸長にキャップをかけているとも思えてなりません。

やっぱり、ある程度、自分以外の他者がいて、刺激が入る環境が、できれば、ちょい背伸びしないといけないかな?と感じる環境が良いはずだと思います。

もちろん、ペースを作ることは大切だし、他人の目ばかり気にして、自分との戦いにならないのは良くないことは大前提です。

ただ、「それぞれのペースに合わせる」というのは、優しさでもない場合があり、最適解ではないこともある、というのを大人は意識しておく必要があるなあと感じてしまいます。

自分ごととしては、誰も私のペースなんかに配慮もしてくれない環境がおもろいなあと思ってます。

海外の環境ってだいたいそんな感じじゃないですか?だって話してる言葉からして違うわけですからね。