こんなにも!世界一があるあるブダペスト🇭🇺
「世界一」ってなんだかとっても良い響き笑
日本の世界一といえば、私の故郷瀬戸内海(広いなww)の「土渕(どふち)海峡」9.93mは世界一狭い海峡!
あと去年、アメリカの大手旅行雑誌である『コンデナスト・トラベラー』で、日本が「世界一魅力的な国ランキング」第1位を獲得したのも記憶に新しい。
探せば色んな国に色んな「世界一」があるものだけど、さすがは元オーストリア=ハンガリー帝国、ここブダペストの世界一はハンパじゃない!
世界一だらけのハンガリー
ハンガリー。面積は日本の1/4、人口は1/12で1000万人無いぐらい。
オーストリア=ハンガリー帝国だった時代の面積は日本と同じぐらい。
大人気の観光スポット「英雄広場」を始めとする、今でも人気の観光地は1896年に建国1000年記念で造られたものが多数と言うのだから、周りを外国に地続きで囲まれたヨーロッパにおいて、この歴史の重みはすごい。
ドナウの真珠と呼ばれるブダペストには、古代ローマ時代から続く極楽温泉、ユネスコ無形文化遺産に登録されるウィーンカフェ文化の流れを汲む豪華なカフェ、世界三大珍味フォアグラなどなど、なんでも揃っているけれど、大して宣伝されもせず、あちこちに無造作に転がっている「世界一」の底力がすごく、歩いていたら出会うものがあれもこれも「1番◯◯」と言うんだから笑ってしまう。
建築物、温泉、無造作に1番だらけのハンガリー!
1904年にゴシックリバイバル様式で建てられた、世界遺産にも登録される国会議事堂。
規模としてはハンガリー最大級の建築物であり、ヨーロッパでは2番目、世界で3番目に大きい国会議事堂だ。
世界一大きいのはタイの国会議事堂42万平米。1万8千平米(これでもサッカーコート3枚分ぐらい)のブダペスト国会議事堂と比べると23倍以上。タイ国王さすがだなwww
とくにブダペストに良くあるのが「世界一美しい◯◯」。
リスト・フィレンツェ音楽大学や、グスタフ・マーラーが指揮者を務めた国立歌劇場などの文化施設が美しく豪華絢爛なのはもちろんのこと、建物の美しさを生かしたカフェや、朽ちたものすら廃墟バーなどで活用されていたりするので、その資源の豊かさや柔軟性には脱帽もの。
歩いているだけで至る所が絵になる街なので、観光名所をうっかり通り過ぎてしまいそうになる。
こちらはブダペストではないけれど、世界で1番大きい温泉でできた泳げる湖「へーヴィーズ湖」。
実に東京ドームと同等の面積(約4万7千平米)の湖に、約38℃の源泉が4万ℓ近く流れているという、世界観が壮大過ぎる温泉。
ブダペストからは約130km南西のバラトン湖最西端に位置している。
古代ローマ時代のコインや祭壇等が湖底から発掘されていることから、かなり古い療養泉だったことが伺える。死ぬまでに絶対行かなくては!
唯一無二の世界遺産地下鉄に乗ろう!
普通に乗れるのでこちらもスルーしてしまいそうになるけれど、ユーラシア大陸最古、1896年に開通した地下鉄1番線は今も現役で走っている。
世界遺産に登録されている地下鉄は、世界中探してもここだけなので乗らない手はない。
というよりは、セニーチェ温泉、英雄広場、オペラハウス、国立西洋美術館などなど、有名な観光スポット目白押しの1番線なので、よっぽどみんな乗っていると思われる。
レトロなブザー音や「閉めます」という前に閉まるドアなど突っ込みどころが満載www
ちなみに世界最古の地下鉄は、1863年イギリス・ロンドンで開通している。
元オーストリア=ハンガリー帝国は歴史的建造物の使い方が裕福ww
天井が高く何かのホールと見間違いそうだが、これはただの駅構内で、奥の扉を抜けると電車に乗れる。
ハンガリー、もっとすごいもの(記念館とか?)に使わないのかな?と思うような建物が駅とか市場とかクラブとか、とても普通に市民が使う施設になっているので、こういうのがアーツ&クラフツ運動(日常生活はアートだ!全ての人が手仕事をしようぜ!運動)の目指したところの終着点だったりして、と思う。
作者はあの「エッフェル」、世界一美しいマクドナルド
「世界一美しいマクドナルド」として有名なのは、ブダペスト西駅にあるマクドナルド。
設計したのはなんと、パリにエッフェル塔を建てた、ギュスターブ・エッフェルさん。
看板を下げてくれても、外から一見するとマクドナルドには見えないため、入るのを躊躇してしまう。
入ってしまえばいつもの(?)マックの匂いがするし、世界一美しいマックだからと言って店員さんのやる気が漲っているとかいうことはないので、大変気軽に普通の食事ができる。
ちなみに今は改装中で、夏ぐらいにリニューアルオープンして、もっとおっしゃーな感じになるんだとか。楽しみ😊
王宮建築家が建てた世界一豪華なカフェ
「世界一豪華なカフェ」として有名なのは「New York Cafe」。名前からは想像もつかないほどヨーロッパの豪奢な文化が凝縮されている。
それもそのはず、建築家はブダペストの王宮を建てたハウスマンさんで、現在は地上階・地下階がカフェになっており、上階はホテル。
四方八方どの角度から眺めても豪華絢爛に光輝いており、「ベルサイユ宮殿のカフェでもこんなに輝いてなかったよね。」と、同行者とそわそわする。
アフタヌーンティーが2人で72€と、ブダペストの物価を考えるとなかなかお高く、席と席の間がとても狭い(ふらっと飛び入りで入ったからかも)ので寛げる感じではなかったけど、給仕さんはイギリスの昔の映画のようにビシっとタキシードを着こなし大変紳士的で、あの500億円とかいう、エカテリーナ宮殿の琥珀の間に近い感じの「うわっ、なんじゃっ!すごっ!」と思わず声が出るようなカフェなので、一度入ってみて損はないだろう。
ものすごく並んでいるのも見かけるので、予約推奨。(公式HP予約フォームは下記)
ブダペストのシンボル、世界一美しい砦
「世界一美しい砦」として昨今話題の、人気No.1観光スポット「漁夫の砦」。
こちらも英雄広場と同じく、ハンガリー建国1000年記念で建てられており、ネオ・ゴシック様式で見応えがある。
山のてっぺんに立っており、ケーブルカーで登ると気分が上がる。
が、ケーブルカーの料金(4000ft.でバスの約10倍)やたら高いなぁと思った方、裏側からバスで登れるし、バスが出ている地下鉄の駅はブダペストで最も地下深くから、38m超えの超ロングエスカレーターに乗れるので、裏回りしても楽しいんじゃないかと思う。
裏回りだと、山頂の町中を歩かずにバスでサクッと見渡せるのも、個人的にかなり快適だと感じた。
ハンガリー人の祖先であった遊牧民のテントにオマージュを捧ぐ、とんがり帽子のような塔。いっぱいあってかわいい。
ブダペストでまったり世界一巡り
街ぶらするだけで「世界一」に遭遇できるブダペストは、オーストリアのカフェ文化の流れを汲んだカフェ天国でもあるので、内装からコーヒー、ケーキ♡まで、ふらっと入ったお店の充実度も高め。
「休みじゃけん、ゆったりしたいんよ」という方、ブダペストってかなり良いんじゃないだろうか?