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恐れずにはじめの一歩を踏み出す|ミヤラジ起業塾2期#2

先週から始まったミヤラジ起業塾第2期、毎週土曜20時〜FMプラプラにて放送しています!1月は地元の起業家の方をゲストに迎え、起業に興味を持ってもらい、アントレプレナーシップ(起業家精神)について知ってもらう期間となります。

今回は第2回放送のダイジェストとアーカイブ音声を公開していきます!

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第2回のゲストは、株式会社デジロウ 池田公也さん
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株式会社デジロウ 池田公也さん
栃木県宇都宮市出身。最先端のIT技術を学ぶべくアメリカへ留学。帰国後3年間IT会社で働き、ソフトウェアのエンジニアのフリーランスとして独立。その後2012年6月に起業をし、現在はソフトウェアの開発を事業とする。


1. 事業内容

稲川(ミヤラジパーソナリティ):
詳しくデジロウについて聞きたいのですが、具体的にどのようなことをやっているんですか?

池田:
現在進行形の事業ですと、電子クーポンを扱っています。ジャンルで言うと「マーケティングオートメーション」という集客をソフトウェアで自動化するのをやっています。

例えばウェブサイト訪問をする時、商品を見ていると、ECで自分にあった広告が届くことがあると思います。それはソフトウェアが、その人の行動履歴をデータとして集め、今このタイミングでメールを送ったら買ってくれるだろう、という感じで集客を自動化する仕組みのことです。

現在、ECや大手の会社がソフトウェアを導入し、どんどんお客さんを獲得し売り上げを伸ばしています。一方で、街の中の商店街にはいまだに普及されていなく、システムが整っていません。そもそもデジタル化が進んでいない。

そうすると、ソフトウェアを入れる前にデジタル化やデータ化が必要になってきます。データ化ができていればおすすめをしたり、一人ひとりにあった集客のメッセージを送ることが可能になりますが、データ化が乗り越えられないのが現状。

乗り越えるためにデジロウとして、データ化しその後自動化する、この2ステップを事業として行なっています。

2. 起業のきっかけは、海外の経験と友達とのコミュニケーション

学生時代は建築を勉強していました。世の中にWindowsが生まれたり、インターネットが普及し始めた時です。今に繋がるテクノロジーが誕生する瞬間で、その時から「ネットの将来が来るぞ、この領域に希望がある」と感じ始めていました。

一番肌で体感したのが大学生の時の夏休み、アメリカに住む友達のところに遊び行った時でした。現地で友達になったフランス人と、帰国後やり取りする手段が手紙で、返事が来るまで1ヶ月もかかっていました。そんな中、インターネットが登場しEメールで一瞬で連絡ができることに感動しました。

この経験がきっかけとなり、「インターネットに関わる仕事にしたい」と強く思いました。

その後、ITのメッカといえばアメリカのシリコンバレーだと思い、大学中退して渡米。アメリカではコンピューターサイエンスという計算機械学をやり、主にPCの勉強をしました。

その後日本に帰国したら、日本のネット企業がバブル状態、株価上昇という時期で、ネット事業はとても儲かっていました、しかも起業が当たり前みたいな雰囲気の波もあって。

でも、当時日本にはあまりITの会社というものがなかったので、ITを仕事にするなら企業に入るのではなく、会社を作ろうと思いました。

3. 起業する上での安定感、安心感の重要性

池田:
手に職があるというのは重要だと思います。私はソフトウェアの開発で日銭を集めることができていたので。生活に焦りを感じたら自分で仕事を受けることができました。

常川:
生活する上での安心感が全く違いますよね。日々お金が入ってくるかどうか重要だと思います。スタートアップはお金になる事業を生み出すまでに、18ヶ月〜36ヶ月かかるといいますが、その間お金をどうやって稼ぐのかが勝負になります。

よくグラフで一回沈み、一回潜り抜けてそこから急成長と言われます。つまり、始めはしっかり投資してもらっても収入が一切ない期間があります。この間は正直あんまり精神状態は良くない。だから起業する上で安心感というのは大切ですね。

4. 自分の興味関心を育てる

稲川:
エンジニアを目指す方に向けてアドバイスなどありますか?

池田:
今は、昔と比べてツールとか学習する環境はいくらでもあります。オンライン学習だったり、やる気になれば外国の学位を日本にいながら取る選択肢もあるので、やる気があればなんでもできる環境が整っています。それをうまく活かしてほしいですね。

そして、大切なのは興味を持つこと。ジャンルはハード・ソフト・AIなど色々あるので、自分に刺さる、興味を持てる分野を見つけてほしいです。それを突き詰めて、とことんやってみる。

勉強する手段はいくらでもあります。その興味の部分を育てていってほしいです。チャンスも環境もいくらでもある、あとは自分で学べるか、チャンスを掴めるか、だと思います。

5.これから起業する方へ

稲川:
これから起業する人に向けてメッセージをお願いします!

池田:
私の経験から、起業する前だとわからないことが多いです。だからあんまり深く考えなくても良いと思います。将来、自分の身に何が起こるかは、いくら考えてもわかりません。

起業した後の問題は想像の範囲を超えると思います。その中でもお金がない、人材が足りない問題は、起業して始めて遭遇する問題になると思います。

常川:
他ではない、経験しない起業特有のことですよね。

池田:
「色々壁がありそうだな」と思うことがあっても、実は違うとこに落とし穴あったり。だからまずは一歩を踏み出す、それに尽きると思います。

▼池田さんのストーリーの続きはこちらからご視聴できます!「宇都宮という環境」、「帰国後から起業まで」「起業してから」などについても詳しくお話しされています。是非ご視聴下さい🌸▼

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