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シンプルな解決法。

今日は観音さまのご縁日。
朝から所用で高野山に行きましたが、
今日のお山は雪!

昨日は全くその気配はなかったのですが、夕方から夜にかけて
降り始めたそうです。

雪の高野山はすごくいい雰囲気ですが、とりあえず極寒です(笑)

愛染堂は護摩のおつとめ中。雪は降っていますが扉を開けてくれてます。


ちょっと前にお手洗いの電気が点かなくなりました。
電球切れたかな?と取り替えてみたんですがやっぱり点かず、
あれー?と思って新しいのをもう一度買っても点かず。
電球を別のところに付け替えてみると点く。

ということはもとがアカンのね?ということで大家さんに連絡して
修理の人に来てもらって、いろいろ見てもらった結果
新しい照明に付け替えてくれました。

電気がつかなくなって修理完了までの一週間くらいの間、
お手洗いに入るたびに暗かったわけですが
新しい照明になってからは入るたびに
「わぁ、あっかるーい!」とすごく喜ばしい気持ちになるのですね。

1日何回か、ほんの数分入るだけの場所が暗かったということが
思いのほか気が滅入る原因になってた、ということに
改めて気づいて驚きました。

朝のキリスト教の番組で
「暗いと不平を言うよりも進んで灯りをつけましょう」
というのをよく聞いてましたけど、それを思い出したりしましたよ。

本当に些細なことと思っていても、環境は人の気持ちに
大きな影響を与えます。

先月の地蔵会の時にお地蔵さまが「小さなものを大事にしなさい」
とおっしゃった気がしたと書きましたけど。

電気が切れた時もさっさと連絡すればいいものを
1日2日、なんとなく電話をかけずにうだうだしていたのですよ。

その時にこの言葉を思い出し、重い腰をあげて(?)電話して
修理を手配してもらったのですが、直って明るくなったお手洗いに
入るたびに新鮮な喜びを感じてるのに気づいて、
小さなもの大事にしてなかったらこんなにダメージがあったんだ!
とホントにびっくりしたわけです。

まあ、早く電話しろよって話なんですけど(笑)

ほんの少しの不具合や快適でないちょっとしたことを
自分では大したダメージではないとなんとなくスルーしていても
実は大したストレスになっている可能性があります。

ちょっと暗い。
ちょっと寒い。
ちょっと硬い。
ちょっと傾いている。

そういうことを修正するのは本当に簡単なこと。

暗いと不平を言ったり、寒いのに我慢したり、
硬いのにもったいないからと使ったり。

それで気分が暗くなったり、体が不調になったり、
どこかを痛めたりする前に、小さなストレスは元から
解決しておいた方がよさそうです。

煩悩や執着も、小さなものや軽いものは気づかずに放っておく
ことがあります。

ちょっと気になるけど大したことない、と自分で決めてしまわずに
あることに気づいたらその時に手放してしまいたいもの。

煩悩や執着は、放っておくと類が友を呼ぶように
いろんなものがくっついて気づいた時には大きくなっています。
ですので、くっつく前になんとかしておいた方が楽です。

煩悩や執着といった私たちの本質を曇らせるものは
何か具体的な「悪い質」というものがあるのではなくて、
そこにある情動や思い込み、不適切な行動や判断ミスが
機能不全や望ましくない状況を招いているだけで、
本来的には思考や感情や行動や判断はニュートラルなもの。

ならばその機能不全や望ましくない部分を修正すればいいだけ。

そしてその原因がどこにあるのか気づくためのポイントは
自分の体感や違和感。それを冷静に観察すること。

自分のニーズをまず自分が丁寧に対処して満たす。
自分自身の感度を上げるために自分の状態を良いものにする。
そうやって適切に動ける自分にあらかじめしておくのが早道。

そうすると、幸せの種もそこにあることに気づくことが
できるかもしれません。

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