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自ら引き下がるということ。

今日は25日、文殊菩薩さまのご縁日です。
この日は智慧とかそういうことについて
考えることが多いかなあと思います。

せっかく日本三大文殊行ったのにねこしか撮ってない写真(笑)

先日19日はシステミックコンステレーションのワークショップでした。

今回も「コンステレーションは初めて」という方が多かったので
まずはどういったものかを体験していただくために
ワークを2種類くらい行ってから
実際に問題を取り上げるセッションを行いました。

ワークはいろんな目的で行うことができるのですが
今回は「お金」「パートナーシップ」について
ミニワークをしましたよ。

これは結構みなさん興味あるところかと思いますが
システムの基本的な考え方を理解するためなので
実際の問題にあまり絡まない軽いものと設定して行います。

それでもこれはいつもなかなか盛り上がる内容です。(笑)

その日のメンバーの雰囲気や流れ、
あるいはディメンショナルセラピー・ラボの代表である
心理セラピスト、弓立教央さんの「今日はこれが必要」という判断で
その日のワークの内容を選びます。

こういった心理セラピーのグループセッションでは
似た要素を持っていたり、似た流れを持っていたりする方が
この日この時に集まるということが起こります。

コンステレーションは個人の問題を
グループの方たちの協力を得て取り扱う手法なので、
どうしても問題を扱ってもらう本人以外は
よくわからない、となる場合も多いのですが、
そのことがわかっていると
参加しているだけで、あるいは代理人をすることで
自分の問題にも大いに響くのですね。

人間の無意識というのは、なかなかにすごくいい仕事を
してくれます。

そして、今回のテーマはどうやら
「親離れ・子離れ」
「引き下がるということ」
だったようです。

私自身も何度か書いたことがありますけど、
現代の人々というのは「行動すること」「自分でやること」
「積極的に動くこと」というのに大きな価値を置いています。

実際にそれがなくては現実が動いていかないので、
とても重要なことではあるのですが。

しかし。
家族や集団のシステムの中にもつれや滞りがあるにもかかわらず、
「行動する」「自分でやる」ことに注力してしまうと
感情的にも体力的にも心理的にも非常に大きな葛藤を抱えてしまう
ことがあります。

「ワンオペ」という言葉がその状態を端的に言い表しています。

「ワンオペ育児」「ワンオペ介護」が
そういう方たちにとってあまりにも過大な重荷になり疲弊して
いかに自分の人生を生きることの妨げになるか。

この言葉ができたことで、そういう人たちがどれだけ多くて
どれだけ問題であるのかがようやく可視化できるようになりました。

以前神仏相手にその大きさを見誤ることについて書いたことが
ありますけれど。

自分のサイズが適切で、フィットしたところにいて
そのエネルギーが流れていることがトラブルを減らす一つの
かなり有効な方法なのですね。

人は自分の払ったコストに執着します。
そして、どんどん自分を追い詰めます。
「引き下がる」ことなどできないと思います。
そこから離れるためには、時に人の力を借りることを
自分で選ばなくてはなりません。

そういう場があるということ、
そういうことを解決していくための方法があること、
それに協力してくれるセラピストや仲間がいること。

どうかそれを知っていただきたいと思います。

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体感を通して精神的・心理的なものにアプローチする
システミックコンステレーション・ワークショップ
開催決定!4月2日(土)

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