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誰の価値観を基準にする?

人に認められることを目指すということは、周りの人間の価値観に振り回されることになる

野口 嘉則 「3つの真実」

「3つの真実」に戻ってきました。
主人公は周囲に認められれば人が自分に興味を持って集まってくる。そうすれば人とつながることができる、と主張します。
けれど老人は、周囲に認められて成功をおさめ、就任も増えた人間を引き合いに出し、その人間は自分よりも成功し高収入の人に会ってしまえば、その人からも認められ、もっと成功と高収入を目指す。これを繰り返すことになる。そしてその人は結果として事業で大失敗し、人が離れていったと紹介。この事例は、人が自分に集まってきていたわけではなく、自分の成果に集まってきていたわけで、本当のつながりではないと説く。本当のつながりならば、大失敗したときこそそばにいてくれるはずではないかと。
そして、周りの人に認められることばかりを目指すのは、周りの人がどんな人間でどんな価値観を持っているかに依存し、振り回されるだけ、と言います。

私はいつも、周囲がどう思うか、この人は褒めてくれるがそれは本心なのか、など気にしてばかりいました。そして周りが気に入ってくれる自分を演じていたことにようやく気付きました。それは周りが気に入る性格を作ることでしかなく、その周りが期待する自分と本音の自分の乖離が続き、その捻じれが見えないストレスとなってバケツから水が溢れだすように壊れたのでした。その結果が適応障害。

こういう人は結構多い(多くなってきた)のではないでしょうか。
あなたは世界でたった1人しかいないあなただし、その「あなた像」を作るのは他人ではなく自分。自分が思ったことを、素直に実践していけばいいのだなぁと思うようになりました。

失敗したっていいじゃないか。
間違っていたっていいじゃないか。
周りにどう思われようと、その周りが自分を操っているわけではないし、自分が自分として生きていくのだから自分で決めたい。
そう思える言葉のご紹介でした。



(追伸)瀬戸内国際芸術祭2022が行われている香川県 直島に行ってきました

今日は、安藤忠雄設計の地中美術館で買ったポストカードに書きました。

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