小学生の夏休み、父に「カブトムシの飼育ケースを食卓の上に置くなよ」と言われた本当の意味が15年後に分かった。
僕はカブトムシやクワガタが大好きで、小学生の頃は夏になると毎年カブトムシを飼育していた。
で、エサを食べている様子などを間近でじっくりと観察したくて、よく食卓テーブルの上なんかにも置いていました。
するとある日、その様子をたまたま見かけた父に、
「そんなのを食卓の上に置くなよ。」
と言って怒られたのです。
「なんで!?ちょっとの間だけいいでしょ?」
等と言った記憶もありますが、同じことをして何度か注意されたような気がします。
それからあれから15年・・・
大人になり、社会人になり、僕は営業の仕事をするようになりました。
営業をするようになった頃、ある1冊のビジネス書が、営業マンの間で飛ぶように売れていました。
その書籍が、『かばんはハンカチの上に置きなさい』でした。
営業マンとしてはまだまだ未熟だった私は、川田さんの書籍での主張は非常にインパクトがあり、そこから多くのことを学びました。
それと同時に、この書籍を読んだ後・・・
小学生の時に父から言われた「そんなのを食卓の上に置くなよ。」という言葉が自然と頭に浮かびました。
何気なく言われた言葉なのになんで覚えていたのか不思議だったのですが、まさに15年経ってから父の言葉の重みを嚙み締めた瞬間でした。
それ以降、飲食店などに行ってもカバンは絶対に机の上に置かなくなりました。
平気でカバンを机の上に置く人たちを見ていると、「どうしてそういうことができるのかな?」と残念な気持ちになります。
さすがに人様に注意することはありませんが、自分の子供達には外でそういう事をするのは他人への配慮が足りない行為だということは伝えていこうと思います。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?