見出し画像

直島旅行記①

先月、少し遅めの夏季休暇を取り、妻と旅行した。行き先は、直島と豊島、瀬戸内海に浮かぶ可愛い島たちだった。

なぜ、ここに旅行したかといえば、妻の希望が強かったからである。デザインや設計の仕事をしているため、おしゃれな場所に行くのが好きなのだ。私は直島の名前すら聞いたことなく、豊島を「とよしま」と平気で読んでいたくらい無知だったのだが、島に行きたい欲が強かったため、喜んで行くことにした。

直島は二つのパートに分かれている。工場エリアと観光地エリアだ。観光地エリアは、ベネッセが建てたアートを基調としたエリアである。有名なベネッセハウスや地中美術館などがあり、国籍問わず観光客がひしめくエリアである。観光客として、それは大変楽しかった。一方で、自分としては島の上にある工場エリアも気になったので、半日の時間を使って回ってみたが、後ほど記載する。

まず、到着した日は、家プロジェクトを回ってみた。7軒の家プロジェクトが公開されており、時間の都合上全てを回れなかったが、一番心に残ったのは石橋だった。ここでは、古い家の中の絵画が作品となっているのだが、絵画は家の壁に描かれているのだ。絵は吹きざらしになっているため、風などの影響も受けて、常に変化をしている。そして、外観からだけでは想像がつかないような壮大な絵が実は隠されているので、もし家プロジェクトを一つしか選べないとしたら、絶対にここがおすすめだ。

家プロジェクトを回ったところで、夕方となったため、銭湯に向かった。島の中で一つ有名な銭湯がある。「I♥湯」というところだ。不思議な外観で入ってみると、シャワーとお風呂のシンプルな作りだが、壁や天井、床などの装飾が凄まじい。お風呂の壁にゾウが立っているのは世界でここだけなんじゃないだろうか。ともかく、いい銭湯なのは間違いないが、唯一の欠点が人の行列である。直島にたった一つの銭湯だからか、夕方16時を過ぎると島中の観光客が集まり、長蛇の行列ができてしまう。

さらに追い打ちをかけるのが、バスの少なさだ。島の中の交通は基本的に、自転車とバスがメインなのだが、日が暮れるとレンタサイクルの店が閉まるので自転車はレンタルできない。バスしか頼るものがなく、結局、バスに間に合わせるために15分で入浴を済ませる羽目となった。お風呂自体はとても気持ちよかったが、思わぬ誤算だった。

また、実は、もう一つ困ったことが、起きた。夜ご飯を食べる場所がないのだ。昼間はたくさんの店が開いていて、どこでも食べれるのだが、どこもかしこも16時には閉まる。お風呂が終わって宿に帰ってから探してみるとどこもやっていない。。島の唯一のコンビニまでは歩いて30分。なんとしても宿の近くでご飯を食べなくてはならず、何軒も聞いた末に空いているお店に入ることができ、夕飯を食べることができた。そのお店もシェフが一人で回しいる居酒屋で、すでに5-6組もいたため、座席で30分ほど待つことになったが、料理は大変美味しく、島に行ったら、ご飯は必ず予約する、が鉄則であることを学んだ。

その夜はシェアハウスの部屋でゆっくり寝ました。




いいなと思ったら応援しよう!