![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172581807/rectangle_large_type_2_d5b61873dcb7db0839d3d8426217d0e7.png?width=1200)
なかなかすごいもんをみた。
まあ、見直した、というのが正しい言葉ではあるが。
1986年放送のこの番組。手塚治虫氏の日常を追ったドキュメンタリー。別の資料によれば、1月10日金曜日に放送だという。
記憶があいまいではあるが、本放送のときに私は見ている。当時中学2年生。この激しい仕事とか、仕事場のマンションの印象は残っている。
このドキュメンタリーについては、撮影されたカメラマンさんご自身が書かれた以下が詳しい。
ともかく手塚氏の3日間がすさまじいのだ。
3日間で睡眠時間3時間。連載を同時に何本もかかえ、移動中にも執筆する。こんなすさまじい仕事ぶりは、なかなか見ない。
ただ、漫画家がときどき忙しさを作品のなかに書いたりするので、まあ、こんなもんかとも思った部分もある。
あのバブルの時代、寝ないで働くというのは割と美徳とされており、自分も頑張らなければななと思ったりもしたものだ。実際中2の私はあのころ高校受験に向けて内申点とア・テストの点数をあげたかったので、手塚氏にならって徹夜をしたりしたものだ。
ちなみに当時の神奈川県の県立高校の入試方式は若干複雑で、中2までの勉強に重きがおかれすぎていた。
アチーブメントテストと2年次内申点によって公立高等学校の入学判定の40%程度の点数が決まるため、実質的に2年修了時に志望校が絞られる。さらに3年次内申点を加えると入学試験前に70%以上の点数が決まるため、入学試験での巻き返しも期待しづらくなる。このため、試験が振るわなかった者は追い上げを諦め、振るったものは慢心するなど、目標を見失って学習意欲を無くす問題が指摘された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88
しかし、当時の手塚氏の年齢に近づいた今思うのは、やっぱり寝ないと早死にするなあということだ。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?