見出し画像

アカデミアへの未練を断ち切る方法

 私がある種「ラッキー」だったのは、研究室を追い出された時、30歳前だったことだ。

 1回目は27歳、2回目は30歳の誕生日から1ヶ月半後。

 おかげで自分の研究テーマを持たず、さらりとアカデミアを辞められた。

 もちろん、子供の頃からの夢を諦めるのは簡単ではなかったし、死のうともしたわけで、そんなにすんなりといったわけではない。

 しかし、だとしても、まだ若かった。方向転換はしやすかった。

 これがたとえば40歳を超えて、ライフワークとしているテーマがある場合は、アカデミアを離れるのは簡単ではないことは容易に想像できる。

 人はパンのみにて生きるにあらず、だからだ。

 だから、アカデミアにこだわるのは馬鹿などと罵ってもなんの効果もない。

 だから、いきなりお前は出て行け、ではなく、「伴走者」が必要だと思う。今はアカリクなどのキャリアサポートの会社もある。

 今日は、自分が伴走者だったらどうするのか、ちょっと考えてみたい。


ここから先は

1,726字
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?