『旅のラゴス』を読んだ


ファンタジーものに久しぶりに触れた。

『ブレイブストーリー』や『ハリーポッター』シリーズを幼い頃から愛読していた私にとってファンタジーものは身近なものになっていたが、いつしかあまり読まなくなってしまった。年齢のせいだろうか。

ネットでおすすめの小説のまとめサイトを読んでいるとこの作品がヒットしたため、久しぶりに読んでみようかという気持ちで手を伸ばしたわけである。


感想

『旅のラゴス』は、文明や科学があまり発展していない架空の世界で旅を続ける男性ラゴスの物語。常に学ぶ姿勢を忘れず謙虚で誰からも好かれるラゴスの旅の様子が描かれている。

ラゴスが「祖先」の遺した書物から得た情報を現代に伝え、めきめきと世界が変わっていく様子はさながら神のようで読んでいて爽快だった。

物語序盤でラゴスが何歳かという記述は覚えていないが、おそらく2,30年ほどのラゴスの生涯を追体験し読み進めていくうちにラストの展開がどうなるのか気になっていたが、明確には描かれずで若干の消化不良感がある。

ネットでレビューをいくつか読んだがこれには賛否両論あるようだ。私はやはり長いことラゴスの人生を読み進めていたので最後は綺麗に収まってほしかったとは思うが、このような結末を読者の創造に委ねる作品は嫌いではない。総評ではおもしろかった。

ファンタジーもの、もうちょっと読んでみようかな。

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