【就活】食品・飲料メーカー志望の就活生には工場見学がおすすめ
食品・飲料メーカー志望の就活生は、志望企業が工場見学を実施しているようであれば、一度足を運んでみるのも良いだろう。
ちなみに私は先月、仙台出張の一環と称してキリンビール仙台工場の見学ツアーに行ってきた。『見て、知って、味わう。「キリン一番搾り生ビール」のこだわりやおいしさをたっぷり体感できる、ビール好きの大人が楽しめるツアー』だそうだ。これはもう行くしかない!(見学料は500円)
https://www.kirin.co.jp/experience/factory/sendai/
というわけで、その時のことを振り返りながら、就活生が工場見学をするメリットについてまとめてみよう。
製造プロセスの理解が進む
工場見学では、製品をどのような原材料からどのような工程に乗せて作るのか説明してもらえる。製造プロセスの概要を知れるのが大きなメリットだ。
キリンビール仙台工場の見学ツアーでは、麦やホップといった、ビールの原料を実際に触って体験できる。麦は試食でき、ホップの実の香りが嗅げる。ホップの実の香りを直接体験したのは、生まれて初めてだった。まさにビールの香り。正直に言うと「サントリーのプレミアムモルツの香りだ!」と思ったが、ここはキリンのビール工場、胸に秘めておいた。
また、缶のふたを自動的に閉める装置も間近で見られた。すごい自動化技術だ。そして、ふたが閉められた缶ビールたちが、工場のレーンに沿って運ばれていく。逆さまにされて、缶の底に製造番号や賞味期限が印字され、また逆さまにされてレーンを颯爽と流れていく。「ゆくビール缶の流れは絶えずして、しかも元のビール缶にあらず」だ。
品質管理へのこだわりを確認できる
食品・飲料メーカーにとって品質管理は重要な部分だ。衛生面での取り組みに注目することで、品質管理へのこだわりを確認できる。
工場のレーンの途中には、缶ビールの品質をチェックしていると思われるゾーンがあった。見学の担当者に、どのように品質をチェックしているのか聞いてみるのも良いだろう。
会社や商品の歴史が分かる
会社や商品の歴史が分かるのも魅力だ。もちろん、企業サイトなどでも歴史には触れられているが、現地で体験すると五感にうったえてくる。例えば下記の写真のように、一番搾りのデザインの変遷が分かって面白かった。
工場や従業員の雰囲気が観察できる
現地へ足を運ぶことによって、工場やその従業員の雰囲気が観察できることもメリットだ。工場ではグループ会社の従業員が働いていることも多いが、本社も含めてその企業グループの文化や雰囲気というものは存在する。それらを現地で観察し、何か気づいた点があれば志望動機に結び付けられるかも知れない。
純粋に楽しめる
ビール工場の見学ではビールの試飲などがあり、就活のことは一時忘れて、純粋に楽しむこともできる。
キリンビール工場見学では、おいしい生ビールを提供するための知識や技術を習得したスタッフ「ブルワリードラフトマスター」に、ビールの鮮度、サーバーの状態、グラス、注ぎ方まで徹底的にこだわっておいしい「一番搾り」を提供してもらえる。そして、3種類の「一番搾り」シリーズの比較試飲もあった。
おわりに
今回は、志望企業(食品・飲料メーカーなど)の工場見学をするメリットについてまとめてみた。上記に挙げた以外にも、面接などの場で(フットワーク軽く工場見学に行くなどの)行動力をアピールできる点もメリットだ。
さて、この記事を書いているうちに、今度は比較対象として、サントリーのビール工場(武蔵野市)
https://www.suntory.co.jp/factory/musashino/
にも一度足を運びたくなってきた。「どうせまたビールが飲みたいだけだろう」という指摘は受け付けない…(苦笑)