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50代大人の卒業旅行/蓼科親湯温泉・長野県茅野市

みすず書房の社主が長野県茅野市の出身であり、岩波文庫の創業者も長野県諏訪市の出身であることから、 出版事業を通して日本の文学、哲学に多大な功績を残し続けていることを誇りとし、その名を冠したスペースがあるホテル・蓼科親湯しんゆ温泉。

2024年10月9日(水)
エントランス
本館2階にフロントがある。フロント隣りの「みすずLounge &Bar」でウェルカムドリンクを振舞って頂いた。
16時までに到着すると、一人1杯、ウェルカムドリンクが頂ける。アルコールドリンクもあるが、私は、ノンカフェインのティーか林檎ジュースかで悩んで、林檎ジュースを。

ウェルカムドリンクを飲みながら、貸切露天風呂の予約や、夕朝食の時間などを説明頂いた。今回の旅行はこのホテルに泊まることが第一の目的だったので、この日の観光は山梨県立美術館1か所のみ。このホテルで読書三昧したかったので、出来るだけ早くチェックインしたかった。
私がチェックインしたのは15:00頃だったが、貸切露天風呂の予約は早い時間からどんどん埋まっていた。日が沈まない内の露天風呂は最高だった。

2024年10月9日、17:00の貸切露天風呂

お湯に浸かりながら、会社ではまだ皆仕事をしている時間だなぁ~、と。同じ瞬間の時間の使い方に、思いを馳せる。

お部屋へ行くまでの長い廊下
今夜のお部屋「すずらん亭」
お部屋からの眺め
お部屋からレストラン、温泉に向かういたるところに本棚がある。
これは「岩波文庫の回廊」
この本だなからは「川瀬巴水はすい作品集」や「小倉遊亀」の画集を借りた。
谷崎の「陰翳礼讃いんえいらいさん」も当然でしょう、な感じで置かれていた。
「みすずLounge & Bar」
「夜と霧」は新版の方。
「みすずLounge & Bar」


夕食は本館3階の個室レストラン「宴どころ みすゞかり」で18:00から
銀色の鍋に入っているのが、スープ「栗とさつまいも、秋の彩りスープ」
12時の位置から時計回りに、前菜
「カプレーゼ、塩尻産葡萄と塩麹に漬けたモッツアレラ」
「富士見町産かぼちゃの松風焼と紅葉人参」
「ムラサキキャベツのマリネ」
「長野縣産赤米の五平餅」
「信州福味鶏のテリーヌ」
中心のガラス器に「信州産蕎麦の実ときのこ」

前菜の中でのトップ1,2はマリネとガラス器の「蕎麦の実ときのこ」

温菜
右から、「信州福味鶏のレバープディング」「おやき&信州牛コロッケ」
肉料理
「信州牛ステーキ」デミグラスソース&安曇野産のきざみわさび
この頃から既にお腹がいっぱいになりつつある。連れがいたら、お肉おすそ分けしていた。
お肉はもちろんなのだが、白いマイタケの付け合わせが美味しかった。
ご飯もの
「蓼科スープカレー」

デザート
「八ヶ岳牛乳を使用した嶺岡豆腐」
ガラスの器に入っているのが甘酒のシロップ
これだけでもほんのり甘く、上品な味わい。お豆腐というよりアイスクリーム、な感じで食した。


翌朝は朝食の前に、女性専用露天風呂「天与の湯」へ

「天与の湯」へ至る階段

朝食も夕食と同じ個室のお部屋で。

健康朝食の御献立
銀色の鍋に入っているのが、「蓼科山湧水を使用した加茂七豆腐の豆乳鍋」
丸盆が伊万里豆皿の盛り合わせ、12時の位置から時計回りに、
「高野豆腐 切り干し大根」
「野沢菜と胡麻豆腐和え」
「出汁巻き卵」
「牛肉の時雨煮」
「小松菜のおひたし」
中心の器が、甘未「林檎のコンポート」
焼き物と一品、「信州イワナ」。鶏つくねとピーマンも。網で炙って美味しく頂いた。

夕食も朝食も、地産地消を感じる、それぞれに特徴ある、優しい雰囲気、そして美味しかった。大食漢の方でない限り、お腹いっぱいになるんじゃないだろうか。

50代女性の卒業旅行なんて表現すると、結婚からの卒業?と想像されるかもだが、私の場合は、新卒で入社した会社に勤め続け37年目、その会社からの卒業。

さて、この日は、京都芸術大学附属「康耀堂美術館」を見学した後、帰路。

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