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本質とエゴの関係性:オーケストラと指揮者のメタファーで解説
私たちには、この世界に衝動を与えている本質と、体を安全に生きるために戦略をしているエゴ(自我意識)の2つが同時に存在し、
日々の中で選択をして人生を歩んでいます。
本質は衝動なので、「こういう体験をしよう!」「これをするとどうなるのか、試してみたい!」というような好奇心に満ちていてワクワクしていますが、
エゴは「この体験をすると危ないからやめておこう」「これをすると人生が変わってしまうので元の道に戻ろう」というような生存戦略をプログラムしています。
この相反するような複雑な関係を理解するために、オーケストラとその指揮者の関係性で解説してみたいと思います。
このメタファーを通じて、例えば「他の仕事をしたいが、辞めることができない」というような葛藤を例に、分かりやすく解説します。
本質:オーケストラ
本質は、私たちの内なる最も深い部分であり、無限の可能性や創造力を象徴しています。
オーケストラに例えると、様々な楽器が調和して豊かな音楽を奏でる可能性を持っている状態です。
オーケストラの各楽器は、私たち一人ひとりが持つさまざまな才能や能力を表しており、全体としてのオーケストラは、私たちの内なる世界の豊かさと多様性を示しています。
エゴ:指揮者
エゴは、オーケストラを統率し、特定の楽曲を演奏するために指示を出す指揮者のような役割を果たします。
指揮者(エゴ)は、オーケストラ(本質)が持つ可能性を活かすための選曲、テンポ、強弱を決めますが、時には過去の成功体験や安定性を理由に、同じ楽譜に固執することがあります。
葛藤の解説
「他の仕事をしたいが、辞めることができない」という葛藤は、指揮者が新しい楽譜に挑戦することを望んでいるが、既存の楽譜を演奏し続けることを選択している状況に例えられます。
この場合、指揮者(エゴ)は新しい楽譜(新しい仕事や挑戦)への移行に伴う不確実性やリスクを恐れ、現状の楽譜(現在の仕事)に依存しています。
葛藤の克服
エゴ(指揮者)が新しい楽譜への挑戦を決断するには、現状への執着を手放し、新しい可能性への信頼と勇気を持つことが必要です。
オーケストラ(本質)の真の潜在能力を発揮するためには、指揮者が新しい挑戦に向かって一歩を踏み出す勇気が求められます。
勇気を持って行動することで、オーケストラは新しい楽曲に挑戦し、より豊かで多様な音楽を生み出すことができます。
まとめ
本質とエゴの調和を目指すことは、より充実した人生を送り、本質的な自分を体験するため、また自己覚醒するために重要なステップです。
私たちは新しい挑戦に対する恐れを克服し、本質が持つ無限の可能性を最大限に活かす方法を見出すことができます。
ただ、エゴは突然の変化に対して大きな反動(リバウンド)をすることもありますので、焦りは禁物です。
できるところから勇気を持って、少しづつ新しい行動をすることがポイントです。
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