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溜めこみ症の親の実家問題と あれこれ

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70代と80代の親のあれこれ。 40年以上続く、母の溜めこみ症と、その家族の話。 実家の片付け問題が少しずつ解決に進んでいるストーリーを記録していきます。
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記事一覧

#1|まずは今の状態になるまで

築40年の実家は、モノで溢れかえっています。 そして今、高齢の両親が片付けている。 ここまでの軌跡、そしてこれからのこと、書いていきます。 1.人物と背景 まずは、40年と少し前にさかのぼります。 私が小学生のころ。 東京の多摩ニュータウンの団地に住んでいました。 両親と、3つ上の兄と2つ上の姉の3兄弟。 2LDKなのかな。キッチンとダイニングは同じ部屋。 昔ながらの団地です。 その頃から、母はいろいろとモノを溜めこんでいました。 母終戦の年の生まれなので、

#2|短期間のミッションにより長年の実家問題が一気に方向を変える!

高齢の両親が、モノで溢れる実家を片付けるお話です。 1回目の話はこちら。 <これまでのあらすじ> 約40年間、母の溜め込む習慣が続き、父の精神的負担が大きく、泣きの電話が入った。 私もどうしたらいいか、途方に暮れていたけど、自治体の支援センターの人と一緒に話をしてみて、私も一緒に片付けることを決めたのでした。 1.期限1か月足らずのミッションで、父の生活を確保する! 父が、もうモノで溢れるこの家で残り少ない人生を送る・・・と悲しい声で私に訴えてきたのが、2022年秋。

#3|なんと母が片付けの「自走」をし始めた!こんな日が来るとは!

溜め込み症の母の片付け問題。 前回までのお話はこちら。 <これまでのあらすじ> 約40年間、母の溜め込む習慣が続いたが、父の腰の手術をきっかけに、2023年春に、最低限の「父が通るところ」を目標にして挑んだ片付け。 頑固で片付けなかった母が、思いのほか、張り切って片付けてくれて、私も手伝って、なんとか生活ができるレベルまでにはなったのでした。 さあこれからこの調子でもっと片付けるぞ! と意気込んでいたら、今度は私が手術で入院することに。 1.2024年春|父の部屋か

#4|あの母がビデオテープ500本超を処分する日が来た!

溜め込み症の母の片付け問題。 前回までのお話はこちら。 <これまでのあらすじ> 約40年間、母の溜め込む習慣が続いたが、父の腰の手術をきっかけに、2023年春に、最低限の「父が通るところ」を目標にして挑んだ片付け。 頑固で片付けなかった母が、思いのほか、張り切って片付けてくれて、私も手伝って、なんとか生活ができるレベルまでにはなったのでした。 さらに片付けが進み、私がいなくても自分で片付ける(自走)までに! 1.父の部屋はすっかり片付き、ラジオ体操もできるくらいの空

#5|モノ中心の人生?自分が主軸の人生?

溜め込み症の母の片付け問題。 前回までのお話はこちら。 <これまでのあらすじ> 約40年間、母の溜め込む習慣が続いたが、父の腰の手術をきっかけに、2023年春に、最低限の「父が通るところ」を目標にして挑んだ片付け。 頑固で片付けなかった母が、思いのほか、張り切って片付けてくれて、私も手伝って、なんとか生活ができるレベルまでにはなったのでした。 さらに片付けが進み、私がいなくても母自ら片付けるように。前回はビデオテープ500本を廃棄! 1.モノ中心の人生か自分が主軸の

#6|[未来志向の片付け]高齢でも未来希望図を描くと幸せな片付けになる

溜め込み症の母の片付け問題。 前回までのお話はこちらのマガジンで。 <これまでのあらすじ> 約40年間、母の溜め込む習慣が続いたが、父の腰の手術をきっかけに、2023年春に、最低限の「父が通るところ」を目標にして挑んだ片付け。 頑固で片付けなかった母が、思いのほか、張り切って片付けてくれて、私がいなくても母自ら片付けるようになり、ビデオテープ500本を廃棄できたのです。 1.これまで以上に難関のリビング母エリアに手を付ける! 夏の暑さで実家の片づけは中断していました