感謝することの効果
どうしてモノや出来事に感謝することを推奨するのか・・・。
今回は、その答えとして脳の働きの視点からお話しますね。
たとえば、掃除をするときに掃除機を使います。
使う前と終わりに、掃除機に手を触れ(ても、触れなくてもいいです)、目を閉じ(ても、閉じなくてもいいです)、感謝の言葉を、声に出し(ても、出さなくてもいいです)、感謝します。
そのとき、脳はどうなっているかというと、普段、脳というのは、人間というのは、不快を避けて、快を求めようとしています。
感謝しているときは、脳は快の状態にあります。良い感じになっているんですね。
そうすると、さらに気持ち良さを脳は求めます。
それは、行動などに現れてきます…そう、無意識に。なので、さらに良きことが起こる、というか起きます、起こします。
この状態を「引き寄せ」とも表現したりします。
最初は、形だけでいいです。少しずつ、感謝することを習慣にします。
そうすると、だんだんと本当に「ありがたい」「ありがとう」という気持ちが芽生え始めます。
そうなったら、本気で感謝を表してください。
良いことが具現化する際のスピードアップへとつながっていきますから。
感謝の具体的な効果
感謝の気持ちを持つことで、脳内では以下のような変化が起こります。
1. ドーパミンの分泌
感謝の気持ちを抱くと、脳内で「幸せホルモン」と呼ばれるドーパミンが分泌されます。これにより、気分が良くなり、やる気やポジティブな感情が増します。
2. ストレスの軽減
感謝の気持ちは、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑える働きがあります。これにより、リラックスした状態を保ちやすくなり、心身の健康にも良い影響を与えます。
3. 社会的なつながりの強化
感謝の気持ちを持つことで、他者との関係が深まり、社会的なつながりが強化されます。これにより、孤独感が減少し、心理的な安定感が増します。
感謝の習慣化のステップ
感謝の気持ちを習慣化するための具体的なステップを紹介します。
1. 感謝日記をつける
毎日、感謝できることを3つ書き出す習慣をつけると、日常の中で感謝の気持ちを見つけやすくなります。
これは、ポジティブな思考を育むのに効果的です。
2. 感謝の言葉を口にする
家族や友人、同僚などに対して、感謝の気持ちを伝える習慣を持つと、互いの関係がより良いものになります。
感謝の気持ちは、言葉にすることでさらに強まります。
3. 感謝の行動を取る
感謝の気持ちを行動で示すことも大切です。
例えば、掃除機を使う前後に感謝の言葉をかけることや、小さな親切をすることなど、日常の中で感謝の気持ちを表現する行動を取り入れます。
まとめ
感謝の気持ちを持つことで、脳内の働きが良くなり、ポジティブな感情や行動が増えます。これにより、さらに良いことが引き寄せられるという「引き寄せ」の効果が生まれます。最初は形だけでも良いので、少しずつ感謝の習慣を取り入れていくことで、最終的には深い感謝の気持ちが芽生え、良いことが次々と起こるようになります。
感謝の気持ちを習慣化し、脳内の働きをポジティブに保つことで、より豊かで幸せな人生を送ることができるでしょう。