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岩手県初実施!岩手大附属中学校編

 食育部のyurina です。今回初めて岩手県で初めて「食べて学ぶSDGs」を実施させて頂きました。岩手県というと大谷翔平選手の出身地でもありますよね。海外でも日本人選手が活躍されているのは同じ日本人として嬉しいですね。今月大谷翔平選手の来季の契約金が発表されましたが、その大金の行方が気になる方もいるのではないでしょうか…。
 では、今回実施させて頂いた授業内容をご紹介していきます。

●学校のご紹介

 今回お邪魔させて頂いたのは、岩手大学教育学部附属中学校です。岩手県盛岡市にあり、盛岡駅が最寄り駅となっております。バスの場合は盛岡駅から「つつじが丘団地行き」「水道橋行き」のバスに乗車し、附属中学校前で下車します。

最寄りの盛岡駅
校門


学校入口

●授業詳細


 今回は家庭科の授業として、2年生4クラスを対象に実施しました。
試食・アンケートは各教室で実施し、講義やグループワークはこちらの体育館で実施しました。とても広くて綺麗な体育館でした。


広くて綺麗な体育館

9月29日(木)
1時間目 1クラス目(Aクラス、Bクラス) 講義、グループワーク2回
2時間目 1クラス目(Aクラス、Bクラス) 発表、亀田製菓様ご講義、試食、アンケート

3時間目 2クラス目(Cクラス、Dクラス) 講義、グループワーク2回
4時間目 2クラス目(Cクラス、Dクラス) 発表、亀田製菓様ご講義、試食、アンケート

●講義内容


・講義「食と環境問題との繋がり」 (30分)
・グループワーク
 「なぜお肉を増やし続けることが難しいの?」 (10分)     
 「環境問題解決の為に私達ができることは何か」(10分)    
・グループで話し合ったことを発表 (15分)
・亀田製菓様 ご講義 (10分)
・アンケート (5分)
・実際の昆虫食のご紹介(5分)
 
 岩手県庁ではフードバンク事業を実施していることをご紹介しました。生徒の皆さんに岩手県庁でフードバンクポストを設置していることを知っているか聞いてみたところ、知っている生徒さん、知らない生徒さんが混在しているようでした。
 私は授業終わりに実際にフードバンクポストを確認しに、岩手県庁に伺いました。残念ながら時間が遅く回収時間に間に合いませんでしたが、回収を実施されていることは確認することができました。岩手県庁舎 9階エレベーターホールで、平日9:00~16:00まで受け付けているようです。

岩手県庁舎


岩手県庁舎 9階 エレベーターホール

●試食品のご紹介


植物生まれのベースミート

 今回生徒の皆さんにご試食いただきましたのは、植物生まれのベースミートです。
 無償で試食品のご提供を頂きました亀田製菓様に改めて感謝申し上げます。こちらの商品は、お湯戻しが不要で使いやすい植物性ミートで、脂身の少ないお肉のような繊維感が特長です。カットや調理の仕方で様々な料理に使用できるタイプとなっております。

●どのように試食したの?

 今回は一口大にしたプラントベースドミートを容器に入れ、教室でお配りし試食を実施しました。


各教室にて試食している様子

●生徒の皆さんの声


試食後にアンケートを実施させて頂きました。生徒に皆さんから頂きましたコメントを以下に掲載させて頂きます。

・匂いも味もほとんどお肉と同じでびっくりした
・自分が思っていたよりお肉の食感に近く、今回は素材の味を楽しむことができた
・食感が肉に似ていたと思った
・大豆ミートと言われずに鶏肉と言われても気づかないくらい美味しかった
・後味が少し苦かった
・思ったより肉っぽかったけれど、後味はやっぱり肉とは少し違うと思った
・最初に噛んでいた時はお肉と言われても納得できる感じだったけれど、噛んで繊維がバラバラになってくると食感がふわふわしてきてお肉っぽくないなと感じた

●アンケート結果一部

 今回の授業実施後に、アンケートを実施しましたのでその一部をご紹介していきます。
 この授業を通して「食と環境問題」について興味を持ったか聞いてみたところ『興味を持った』と回答した生徒が、98.4%でした。(図1)多くの生徒の皆さんが今回の授業を通して「食と環境問題」について興味を持ってもらえたようです。


図1

また大豆ミートを食べたことがあるか聞いてみたところ、以下の結果が得られました。23.3%の生徒が大豆ミートを食べたことがあると答えた一方、76.8%の生徒がこれまでに大豆ミートを食べたことが無かったと回答しました。(図2)今回の授業を通して初めて大豆ミートを口にしてくれた方が多く、実施した甲斐がありました。 


図2

 さらに、SDGsを知っていたかの質問に対しては全員が知っていたと回答しましたが、「実際にSDGsに関する行動をしていますか」の問いに関しては、実際にしていると回答した生徒が多かったものの70.4%に留まり、29.6%は実際にしていないと回答しました。(図3)


図3

 今回アンケートを実施し、現状と今後の展望が見えてきました。今回の授業を通じ、半分以上の生徒の皆さんが大豆ミートを初めて食べてもらえる良い機会となりました。その一方で、実際にSDGsに関する行動をしていない生徒の皆さんが約1/3ほどを占めたことに関しては、今後も中学生が実践可能なSDGsの取り組みを紹介していく必要性があると改めて感じました。

●おまけ ~実物の昆虫食をご紹介~

 授業後に実際に昆虫食をお見せしました。実物を見て怖がっている生徒さんもいれば、「食べてみたい~」と興味関心が高い生徒さんもいました。普段なかなか目にすることがない「タガメ」や「コオロギ」の実物をお見せし、大きな人だかりができていました。

昆虫食を見ている様子

●最後に


 さまざまな県で授業を実施させて頂き、その度に「食と環境問題」に興味を持ってくださる生徒の皆さんが増え、嬉しく感じております。多くの大豆ミート商品を「知らずに食べない」と「知っているけれど食べない」というのは同じようで違うのではと思っています。お肉だけに限らず、もちろん好き嫌いがあると思いますので、まずは大豆ミートを知って頂き食べてみて欲しいと思っています。美味しい代替食も沢山出てきていることを知って頂いた上で、今後も食べていくのか、食べていかないのか生徒の皆さんに判断して頂きたいと思います。
 長くなりましたが、今月はあと2つの学校を訪れる予定となっております。今後も「中学生でも地球環境の為にできることはある!」ということをできるだけ伝えていきたいと思っています。また、このように皆さんに授業実施しましたご報告をできますことを楽しみにしております。
              以上、食育部のyurina がお伝えしました。
 

●会社紹介


亀田製菓株式会社
設立:1946年9月
住所:〒950-0198 新潟県新潟市江南区亀田工業団地3丁目1番1号
HP:https://www.kamedaseika.co.jp/company/
事業内容:菓子の製造販売事業
SNS:LINE/Instagram/Twitter/facebook/YouTube
ネットショップ:
https://www.kameda-netshop.jp/?gclid=Cj0KCQjwnP-ZBhDiARIsAH3FSRdGmhUaps2

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