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英単語「discussion」の語源や由来

discussionは、討論・議論という意味の名詞で、名詞形にしている語尾の「ion」を除くと、討論する・議論するという動詞の「discuss」となります。

単語の構造としては前半の「dis」と残りの「cuss」に分けることができます。「dis」は「徹底的に」という意味があり、「cuss」は「打つ・叩く」という意味があります。つまり、直訳すると「徹底的に打つ・徹底的に叩く」という意味になります。

「打ち合わせ」という言葉の由来も、「演奏会の前に奏者が事前に集まって楽器を叩いて音を合わせてみる」というところから来ています。「楽器を叩く」ことは、音を鳴らして合わせることであり、それが転じて「意見をぶつけ合って最上の完成品をつくる」ということになったと考えられます。

アイデアを企画・立案する場合には、スタッフの間でその案をみんなで議論し、メリット・デメリットなど徹底的にえぐり出しながら、より良い作品に仕上げる必要があります。

楽器を徹底的に叩いて奏者たちの音を合わせることが「discuss」の本来の意味でしたが、これが人間同士の話し合いや打ち合わせという意味に用いられるようになったのです。

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