英単語「exam」の語源や由来

examは、試験を意味するexaminationの略語として、学校における定期試験や入学試験、企業や団体の採用試験では頻繁に使います。

その由来は、examenという名詞があり、英語では作家の書物に対する厳格な研究や、神話の世界における良心の検討という意味があります。

さらにラテン語の同じスペルでは指針を意味します。指針は現代では物事の向うべき方向を示す基本方針の意味合いで用いられますが、もともとは時計や天秤など、正確に測定しなければならない道具の針の意味で使います。

天秤は2種類の重さを比較して誤差がなくなった時に初めて釣り合うので、その正確性が求められています。天秤の針が転じ、正確に測るための道具から、学生などの能力を調べて測定する試験につながったと言われています。

動詞化したexaminareは調べる、測定するの意味です。更に名詞化してexaminationが試験の意味で使われるようになりました。