週休3日導入の是非、うまい棒の値上げ、インドネシアの首都移転─海外記事ピックアップ Vol.9 #EnglishChallenge
英語学習コミュニティEnglishChallengeでは、参加メンバーがピックアップした海外記事と紹介コメントを定期的にまとめて配信しています。
海外情報のキャッチアップはもちろん、自分の興味に近いメディアと出会うきっかけとしてもぜひチェックしてみてください。
今回は5本の記事をご紹介します。
週休3日の導入で従業員の「燃え尽き症候群」を抑制できる?
「週4勤務が燃え尽き症候群を緩和させるかも?」という研究について紹介されているのですが、離職者1000人のうち離職の理由として「burnout=燃え尽き」を一番にあげた人の割合がなんと4割にものぼり、離職理由のトップとなったとのこと。日本でもリモートワークの影響でやりがいやつながりを感じる機会が減り、「これがやりたい仕事だったのだろうか?」とキャリアや仕事内容を見つめ直す人も増えたという記事を目にしたりするので、このburnoutは表現こそ違えど万国共通の現象のようです。
記事によれば週5日から週4日勤務に移行することで社員の幸福度も生産性も上がり燃え尽き症候群は起きづらくなり、結果的に離職率が減るなどいいことづくめの研究結果が多々でているようですが、週休2日を前提に成り立っている仕組みを変えるのは一社だけの取り組みではなかなか難しいよね、という現実的な指摘も。「4 Day Week Global」という週4勤務を推奨するNPO団体もあるようなのですが、こういった組織と経団連などが共同で進めていく必要があるのかもなと思ったり。
ちなみに週休3日を取り入れ始めている企業の事例としてパナソニックが紹介されていてびっくり。米企業の事例として取り上げられているのはスタートアップだけだったので、日本の場合は意外と大企業の方が働き方改革を取り入れるのが早いのかもしれません。
Author: 最所あさみ
「うまい棒」の値上げに対する海外の反応
うまい棒の値上げがロイター紙で取り上げられていました。日本のデフレの象徴のごとく何十年も値段が変わらなかったので、米国メディアとしても驚きだったのでしょう。記事では、世界的な原料高とともに最近の円安も大きな原因であろうと分析しています。海外メディアという別の視点からの見方もわかるので、日本で報じられてるニュースでも英語で読んでみる価値はあるのだなと気づかされました。
Author: kakinouchi
インドネシアがジャカルタからの首都移転を決定
インドネシアは、首都をジャカルタから新首都に移転する法案を可決。新首都の名称は「ヌサンタラ」。ジャカルタのあるジャワ島から、2000キロ以上離れたボルネオ島に移転する形で、移転開始は2022年から2024年、がしかし開発は2045年頃まで続く見込み。首都移転の主な理由は、ジャカルタの地下水の利用過多のためで、毎年25センチずつ沈下しているそう。世界経済フォーラムによれば、ジャカルタは世界で最も速く沈下している大都市の一つとされており、2050年までにはジャカルタの95%が水没すると科学者たちは考えている(!)らしい。その事実、全然知らなかった……。ミャンマーのヤンゴンからネピドー、カザフスタンのアルマトイからヌルスルタンなど、首都移転は現代でも散見されるといえども、やっぱり大きな話なので、旅好きとしては結構気になるニュースです。
https://www.myjoyonline.com/john-dzegbau-chinas-belt-and-road-initiative-an-agenda-for-ghana-and-world-development-or-a-trojan-horse/[2]日本語での要約
中国の一帯一路構想(The Belt and Road Initiative)について解説された記事です。
一帯一路構想とは中国の外交政策の一つで、中国から地中海地域までの道路や線路などのインフラを整備することにより中国の国際社会における影響力の強化を目的としたものです。
ガーナは中国と協定を結び20億円規模のインフラ工事を実行する予定になっており、ガーナにおける雇用の創出やインフラ整備による貿易の活性化などが期待されています。
中国が施工した橋や道路は品質的に問題がある場合が多く事故につながるケースも出ているのですが、他国が真似できない規模感とスピード感で実行する中国のやり方が多くの開発途上国では魅力的に映っているのかもしれないな、と感じました。
Author:伊佐知美
中国の一帯一路構想はガーナの成長にどんな影響をもたらすか?
中国の一帯一路構想(The Belt and Road Initiative)について解説された記事です。
一帯一路構想とは中国の外交政策の一つで、中国から地中海地域までの道路や線路などのインフラを整備することにより中国の国際社会における影響力の強化を目的としたものです。
ガーナは中国と協定を結び20億円規模のインフラ工事を実行する予定になっており、ガーナにおける雇用の創出やインフラ整備による貿易の活性化などが期待されています。
中国が施工した橋や道路は品質的に問題がある場合が多く事故につながるケースも出ているのですが、他国が真似できない規模感とスピード感で実行する中国のやり方が多くの開発途上国では魅力的に映っているのかもしれないな、と感じました。
Author: Hayato Ozaki
EnglishChallengeでは、日々の学習報告をメインにしながら、海外記事のピックアップやみんなでZOOMをつないで勉強する「もくもく会」も毎週開催しています。
詳細はぜひ下記のサークルと概要noteもご覧ください。