第40回 be動詞(過去形)の否定文
みなさん、こんにちは。
GWの合間の平日を、
いかがお過ごしでしょうか?
私は昨日、
少しびっくりしたことが
ありました。
スーパーの野菜売り場を
歩いていたときに、
突然、見知らぬ女性に
話しかけられたんです。
彼女は、目の前の
にんじんを指さして
言いました。
「今日から1本100円だって!
高いね~!」
私はふだん
スーパーであまり
話しかけられた経験がないので、
少し戸惑いながらも、
「そうなんですね~。
大変ですよね~。」
と、相づちを打ちました。
たぶんあの女性は、
にんじんが高くなった衝撃を
誰かと共有したかったのでしょう。
その後、カートを押して
他の売り場に向かいながら、
私は考えました。
そうか、今日から5月。
いろんな物が、
また値上げしたんだなぁ。
昨日買えば、
にんじんはもっと安かったんだ。
Carrots were cheap yesterday.
にんじんは昨日、安かった。
つまり、
「にんじんは昨日、高くなかった。」
のですよね。
今回は、この
「にんじんは昨日、高くなかった。」を
英語で言えるようになりましょう。
文法用語でいうと、
be動詞(過去形)の否定文について
今回は解説します。
☆これまでの復習☆
この答えの文、
「 No, he wasn't ( = was not ) . 」は
否定文だという話を
前回しましたね。
今回は、
この「否定文」について
もう少し深掘りします。
否定文の作り方
第25回や第39回で
学んだとおり、
be動詞のうしろに
「 not 」を付けると
否定文になります。
たとえば、
という文を
否定文にするには、
「 were 」のうしろに
「 not 」を入れるだけで
いいんですね。
「 not 」を入れるだけですから、
そんなに難しくないですね。
これが、
be動詞(過去形)の否定文です。
expensive の対義語(=反対語)は
cheap です。
英単語を覚えるときには、
対義語(たいぎご)や類義語(るいぎご)も
セットで覚えると良いですよ。
短縮形もある!
第25回や第39回で
学んだように、
「 be動詞 + not 」は
短縮形にできます。
Carrots were not expensive yesterday.
にんじんは昨日、高くなかった。
という文は、
という風に、
短く言うことができます。
なぜ短縮するの?
一体何のために、
という短縮形を
使うのでしょうか?
それは、
「人間とはそもそも
ラクをしたい生き物だから。」
だと
私は考えます。
というわけです。
同じように、
ですよね。
短く言う方が
リズムも良いし、
書くのもラク。
日本語でも、
「~ではない」を
「~じゃない」と言ったり、
「してしまう」を
「しちゃう」と言ったり、
短く縮めて言う言葉が
たくさんありますね。
そういえば、
最近の若者は
LINEのやりとりなどで
「り」とだけ送るそうです。
これは、
「了解しました」の
短縮形だと聞いて、
もう若くない私は
たいへん驚きました。
さて、余談が
長くなってしまいましたが、
be動詞(過去形)の否定文を
作る方法がわかりましたか?
最後に、
みなさん自身の力で
be動詞(過去形)の否定文を
作ってみてください。
★練習問題★
次の文を否定文に直しましょう。
また、できた否定文を日本語に訳してみましょう。
(正解は下にあります。)
1. It was hot today.
今日は暑かった。
2. We were in Paris last week.
先週、私たちはパリにいた。
3. That parking lot was crowded.
あの駐車場は混んでいた。
↓
↓
↓
できましたか?
正解は、
1.It wasn't (= was not ) hot today.
今日は暑くなかった。
2.We weren't (= were not ) in Paris last week.
先週、私たちはパリにいなかった。
3.That parking lot wasn't (= was not ) crowded.
あの駐車場は混んでいなかった。
でしたー!
全問正解の方、
おめでとうございます!
まちがえた方、
大丈夫ですよ!
語学はまちがいながら
身につけていくものです。
失敗は宝物。
まちがえたところは
ノートにメモしておくと
良いですよ。
みなさん、今日も
お疲れ様でした!
がんばりましたね。
次回からは、
一般動詞の過去形について
解説していきます。
また読んでいただけたら嬉しいです。
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私の励みになっています。
最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。
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