第55回 一般動詞(過去)の否定文②
みなさん、こんにちは。
英文法学び直しCafeへようこそ。
前回に引き続き、今回も
一般動詞(過去)の否定文の
作り方を学びましょう。
☆これまでの復習☆
一般動詞(過去)の否定文を
作るポイントは、
次の4つでしたね。
前回は、
①と②について
学びました。
今回は、
③と④について
解説しますね。
今回の、元の文
具体的な文があった方が
わかりやすいと思うので、
今回はこちらの文を
用意しました。
この文を
否定文に変えていきましょう。
まずは、
前回学んだ
というポイントに基づいて、
の文中に
「 didn't 」を入れます。
どこに入れるかというと、
①「動詞の直前」でしたね。
という文の動詞は
どれでしょう?
第3回で学んだように、
最初に主語がきて、
2番目に動詞が来るから……。
わかった!
主語は「 I 」で、
動詞は……
「 ate(エイト)」!
「 ate 」 が動詞だ!
……というわけで、
「 ate 」の直前に
「 didn't 」を入れます。
文の途中に入るので、
「 d 」は小文字ですね。
③ うしろの動詞は原形になる!
次に、ポイント③です。
この文の動詞「 ate 」を
原形にもどします。
「 ate 」の原形が何か、
覚えていますか?
ちょっと「 ate 」を
Weblio のサイトで
検索してみましょう。
すると、
と、ありますね。
eat(食べる)は不規則動詞で、
と、活用するんですね。
なので、
元の文の「 ate 」を
原形の「 eat 」に
もどします。
はい、これで
否定文が完成しました!
上の文は、「食べた」ことを
肯定(こうてい)しているので
肯定文(こうていぶん)といいます。
下の文は、「食べた」ことを
否定(ひてい)しているので、
否定文(ひていぶん)ですね。
一応、これで完成なのですが、
最後のポイント④も
見てみましょう。
④ 「 didn't 」は短縮形
第53回で学んだように、
「 didn't 」は
「 did not 」の短縮形でしたね。
つづりが短いので
書くのもラクですし、
発音のリズムも
良くなるので、
短縮形の
「 didn't 」を
使うことが多いです。
ただし、
あえて短縮しない形を
使うときもあります。
それは、
「~しなかった」という部分を
強調したいときです。
(例) I did not eat soba!
私はそばを食・べ・な・かっ・た!
「食べてないってば!」
と、強調したいときは
あえて「 did not 」を
使うんですね。
「 did not 」を使う場合は、
特に「 not 」を強調して、
ゆっくり言いましょう。
第35回でも、
似たような話をしたので、
良かったらご覧ください。
みなさん、
一般動詞(過去)の否定文の
作り方がわかりましたか?
最後に、
みなさん自身で
否定文を作ってみてください。
ノートか何かの紙に、
手書きで書くとよいですよ。
(手で書くと、脳の記憶に
残りやすいそうです。)
★練習問題★
次の文を、否定文に変えましょう。
(正解は、下にあります。)
1.Taro stopped smoking.
タロウは喫煙をやめた。
2.I saw my boss at the station.
私は駅で、上司を見かけた。
3.Yuri took a taxi to the hospital.
ユリは、病院までタクシーで行った。
↓
↓
↓
できましたか?
正解は、
1.Taro didn't stop smoking.
2.I didn't see my boss at the station.
3.Yuri didn't take a taxi to the hospital.
でしたー!
自分が書いた答えを
よーく見直してみましょう。
didn't が動詞の直前に
入っていますか?
動詞が原形になっていますか?
大文字・小文字の
まちがいはありませんか?
文末に「.(ピリオド)」が
付いていますか?
みなさん、今日も
お疲れ様でした!
がんばった自分を
好きな飲み物で
いたわってあげましょう。
次回からは、
助動詞について
解説します。
また読んでいただけたら嬉しいです。
みなさんのスキやフォローが
私の励みになっています。
最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。
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