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第6回 修飾語(しゅうしょくご)って何?

みなさん、こんばんは。

いつも見てくださって、ありがとうございます。

今回は、
修飾語(しゅうしょくご)について学びましょう。

文の成分の最終回です。



☆これまでの復習☆

文の成分とは、主語動詞など、英文を作るのに必要な部品です。

第3回 主語って何?動詞って何?より


文の成分には、

主語(S)、動詞(V)、
目的語(O)、補語(C)があると

第3回~第5回で解説してきましたね。



実は、
文の成分は、あともう1つあります。


それが、
今回学ぶ修飾語(しゅうしょくご)です。


部品⑤ 修飾語(しゅうしょくご)


1.修飾語とは?

修飾語とは、
文に意味を付け加える語のことです。


意味を付け加えたり
くわしく説明したりすることを、
文法用語で「修飾(しゅうしょく)」といいます。


修飾語
のことを英語で
Modifier(モディファイアー)」
といいます。

この Modifier  の頭文字をとって、
文法用語では修飾語のことを
「 M(エム)」と呼びます。


のちに五文型(ごぶんけい)を学ぶときに
この「M」が登場しますので、
覚えておきましょう。


2.修飾語はなくてもいい!


修飾語がなくても、文は成り立ちます。

うな重にたとえると、

SVOC(主語・動詞・目的語・補語)は
うなぎご飯

M(修飾語)は
山椒(さんしょう)です。

山椒がなくても
うな重はおいしいですが、

山椒をかけると
もっと味に深みがでますよね。

なくてもいいけど、
あるとピリッと刺激を楽しめる。

修飾語って、スパイスのような役割なんですね。


3.修飾語には3つの種類がある

修飾語には、
大きく分けて3つの種類があります。

① 形容詞(けいようし)のはたらきをする修飾語
② 副詞(ふくし)のはたらきをする修飾語
③ 「前置詞(ぜんちし)+名詞(めいし)
   
の形になっている修飾語


「形容詞?副詞?前置詞?
 何それ……(心が折れそう)。」

と、
頭の中が「???」でいっぱいの方へ。


第1回と第2回の説明を読むと、
きっと疑問が解決すると思いますので、

先にそちらをご覧くださいね。


では、一つずつ解説していきます。


① 形容詞のはたらきをする修飾語

形容詞とは、名詞を説明する語です。
人や物がどんな様子か、
どんな状態かを説明します。

(例) blue(青い)  big(大きい)  
   quiet(静かな)

第1回 英語の品詞を学ぼう!①より


たとえば、こんな風に使います。

I have a blue bird.
私は一羽の青い鳥を飼っています。

I have a big box.
私は一つの大きな箱を持っています。

I have a quiet room.
私は静かな部屋を一つ、所有しています。


これらの英文は、
太字の部分がなくても成り立ちます。

I have a bird.  私は一羽の鳥を飼っています。
I have a box.  私は一つの箱を持っています。
I have a room. 私は部屋を一つ、所有しています。


これでも十分、意味が通りますよね。


でも、ここに
bluebigquiet という形容詞が
入ることによって、

どんな鳥か」、「どんな箱か」、
どんな部屋か」を
くわしく説明することができるんですね。

これが、修飾語の役割の一つです。

では、次の役割を見てみましょう。


② 副詞のはたらきをする修飾語

副詞とは、
動詞や形容詞、文全体を説明(修飾)する語
のことです。

副詞をまた別の副詞が説明することもあります。

(いつ)
場所(どこで)
様子(どんな風に、どれだけ)

などを文に付け加えます。

(例) now(今)   every day(毎日)  
    here(ここで)  always(いつも)  
    very(とても)    really(本当に) 

第2回 英語の品詞を学ぼう!②より


たとえば、こんな風に使います。

I am hungry now.
私は、お腹がすいています。

I have lunch here every day.
私は毎日ここで昼食をとります。

I like sandwiches very much.
私はサンドイッチがとても好きです。


now
 、 every dayvery much がなくても
文の骨組みとしては、成り立ちます。


でも、
now 、 every dayvery much があることで

いつお腹がすいているのか」、
どこで昼食をとるのか」、
どれだけサンドイッチが好きなのか」

が伝わりますね。

これも、修飾語の役割のひとつです。


では、3つめを見ていきましょう。

これは見た目や形の話です。
意味や役割は、①②のどちらにもなります。

③ 「前置詞+名詞」の形になっている修飾語

前置詞とは、文字通り
に」「く」「ことば()」です。

前置詞は、名詞の前に置きます。
前置詞のうしろには、必ず名詞がきます

(例) in(~の中に)   on(~の上に)  
    to(~へ)   from(~から)  
    for(~のために、~にとって) 
              before(~の前に)   after(~の後に)

第2回 英語の品詞を学ぼう!②より


たとえば、こんな風に使います。

I like food from Korea.
私は韓国から来た食べ物が好きです。

I live in Nagoya.
私は名古屋に住んでいます。

I cook dinner after work.
私は仕事の後に夕食を作ります。


from Korea 
in Nagoyaafter work
なくても、
英文として成り立ちますよね。

 
でも、
from Korea in Nagoyaafter work
あることで、

どこから来た食べ物か」
どこに住んでいるのか」
いつ夕食を作るのか」

が、伝わりますね。

「前置詞+名詞」の形になっている部分を、
「前置詞句(ぜんちしく)」といいます。

(く)」とは、
複数の単語のかたまりのことです。


前置詞句
は、

形容詞はたらきをする場合と
副詞はたらきをする場合と

両方あります

文によって
はたらき方がちがいます。



いかがでしたか?

今回は、修飾語( M )について学びましたね。

お疲れさまでした。

温かい飲み物でも飲んで、
がんばった自分をねぎらってくださいね。


ちなみに、
私は牛乳入りのコーヒーが好きです。
I like coffee with milk!

でも、もう夜なので
コーヒーはやめておきます。

カフェインで眠れなくなると困りますからね。

かわりに、
牛乳をレンジでチンして飲んで
ゆっくり休もうと思います。


次回は英文の語順について解説します。
また読んでいただけたら嬉しいです。


みなさんのスキやフォローが
私の励みになっています。

最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。


英文法学び直しCafe

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