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#101 すき焼き牛丼の日

爆裂的に牛丼が食べたい。

年に4回くらいあるそういう日。
今日はそういう日だった。


おそらく3ヶ月ぶりに某牛丼チェーン店に向かった。

注文がタッチパネル式になっている!
メニューが増えている!

3ヶ月の間にすき家はみちみちと進化していた。

一人暮らしの状態だと、私は夜ご飯がバナナ1本、冷凍ブルーベリー、など、壊滅的な食生活を家でしてしまうことがあるのだが、

反対に外食においては健康思考なメニューを選んでしまう。

いつもはオクラ牛丼かとろろ牛丼におしんこなど、できれば少しでも野菜が共に摂取できるものを、、、という選び方をする。単にオクラやとろろがすきなのもあるが。

だが本日は、そういった選び方をする前に出会ってしまった。


「すき焼き牛丼」


すき焼き牛丼。すき焼き牛丼であるな。うーん、店に入ってからすき焼き牛丼のアピールがすごい。
シンプルに新商品なのであろう、メニューの一番前にどんと出ており、そしてその写真がなんとも美味しそうで、魅力的で、空腹の私にはそれしか見えなくなっていた。


すき家っていうのは、本当に頼んでからテーブルに届くまでが早すぎる。え、何を頼むのかわかっていたの?って思うくらいには早すぎる。なんとなく、ルーティンワークのようにメニューマニュアルが組まれていての技なのだろうなと想像はできるが、にしても早すぎる。

そして、私の会社の近くにあるすき家の店員さんはもれなく全員職人の目をしている。お客さんを迎え入れ、席が空いたらテーブルを拭きながら一瞬で用意を済ませ呼び込み、会計を行う。回転がとにかく早すぎるすき家を回すひとりひとりのその目が、鋭すぎるのだ。サムライだ。


こんなことを考えている間に、もう届いている。


サムライの手によって運ばれてきた牛丼

食べる前に紅生姜だ。カウンター席は紅生姜が隣の人と2人で1つの構造になっている。だから隣のサラリーマンに少し配慮しながらそっと蓋を開ける。なんだ、、、これは入れ替えたての紅生姜だ、、、トングが紅生姜に全埋まりしていて取りにくい、、、。スマートにいただくつもりだったがそう甘くはなかった。


いただきます。


美味しい、、、。
直球で美味しいのど真ん中にくる味。

久しぶりに牛肉を食べたが、脂身が少なくさっぱりとしたお肉はやはり美味しい。
それに加えて、すき焼きのように色が変わるまで味の染み込んだ野菜やお豆腐がなんともホッとする。

しかも、すき焼きの汁がたくさん染み込んでいて、ご飯がほろほろだ。汁だくオーダーをしたことがないのだが、きっとしたらこんな感じだろう、というようなすき焼き汁加減。それも新鮮で、スプーンも使って丁寧にいただいたから尚更特別おいしいと感じた。



10分ほどで食べ終えてしまった。幸せな10分であったなあ。

いつも近くにはあるが高頻度では通わないお店のひとつ。爆裂に欲しているときにそこにいてくれるお店。



また世話になります。


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