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『世界のお料理』の話・シリア編

1月の第3週末はシリア料理

また中東のあれこれをご紹介したいと思っていたところに、あのニュース。
日本のニュースであまり取り上げられることの少ない地域
(まったく店主の個人的な意見ですけど)の中東シリア。
さすがに今回ばかりは取り上げ方も大きかったのではないでしょうか?
山の店主が<シリア>というと必ずと言っていいほど登場するのが
フォトジャーナリストの小松由佳さん。
足踏みオルガンの上にその作品『遅い朝食』と著書が並んでいます。
シリアの実家(小松さんの旦那さんはシリアの方)で出された
朝ごはんのお皿(お盆?)が幸せな時間を知らせてくれるような、
あたたかく平和な時代(2000年代)の1コマを撮られたものを
銅の卵焼き器を額に見立てて飾っています。
裏には小松さんからのメッセージも貼りました。
どうぞじっくりご覧になって、
隣に並べた著書もお手に取ってお読みいただけたら。
横にちょこんと佇んでる郵便ポストの貯金箱は
単独でシリアの取材を続ける小松さんへの募金箱です。
時にはシリア難民の方へ、また別の時には今回のような現地入り取材の
渡航・滞在の諸経費などを支える資金となります。
この世界のお料理『シリア編』では、売り上げの1部をこちらの募金箱へ
集めさせていただいて、小松さんへ送金させていただく予定をしています。
店主としては募金はもちろんありがたいですが、
それだけじゃなく、彼の地の食文化をご紹介することで
遠いけれどちょびっとだけでも身近に感じてもらえたら、
その興味津々な気持ちでもって、
世の中をあたたかく受け止められる人が増えたらな、と、
にやにや妄想しています。

お品書き

*フムス*
シリアだけじゃなく、中東のあちこちで食べられている
ひよこ豆と練りごまのペースト。
にんにく、レモン果汁も入っていてコクがありつつ
爽やかさも併せ持っているので(個人的には)ずっと食べ続けていられる
危険な一品。
パンに塗ったり、野菜に付けたり、楽しみ方もさまざま。

*パン*
平たいパンやポケット状のピタパンも捨てがたいですが、
絶妙に相性がいいので、石窯パンをご用意予定。

*ファラフェル*
初めて食べたファラフェルはパリ在住の完全菜食主義の友達に勧められて。
肉料理も扱ってる(どちらかというと、肉料理が専門っぽい)軽食屋さんで
「ファラフェルサンドイッチ、2つください!」
と私の分も頼んでくれて、渡されたのが結構なきつね色(たぬき色?)の
ごつごつしたコロッケ、これがフムスや野菜と一緒に頬張ると
もうびっくりするほど抜群に美味しくお腹もいっぱいになりました。
スリランカのワデーも豆のコロッケですが、生の豆で出来てます。
ふっくらと茹で上げたひよこ豆を潰し、丸めて揚げてあるので
しっかり主菜の地位にも収まります。

*シャワルマ*
スパイスに漬け込んでから串刺しにした肉をクルクル回しながら
じっくりと焼いたのがシャワルマ。
お肉の種類、今回は鶏肉にしようかな。
イスラム圏の食べ物らしく、もともと豚肉は使わないようです。
回転式の調理器具がないので、どうやってクルクル焼こうかな。
(クルクル回転させながら焼くという言葉がシャワルマなので)
当日までに何度か実験と練習をすることになりそうです。

*シリア風のコーヒー*
ちょっとスパイスをきかせたマキネッタのコーヒー。
*ミルクプリン*
真っ白のつるんとした可愛いデザート。
イスラム圏だからなのか、ゼラチンで固めずにするの新鮮でした。
ぜひお試しいただきたいです。

一度にご用意できる量が限られています。
ご予約優先ですので、お電話いただけたらお取り置きも可能です。
お持ち帰りも可能ですので、お受け取り時間をご予約の際にお伝え下さい。

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